「ドライブレコーダーを付けて走るだけ」で路面劣化を診断するAIサービスをNECが提供開始パトロール車両で手軽に道路劣化診断

NECは、クラウド型道路劣化診断サービス「くるみえ for Cities」の提供を開始する。ドライブレコーダーの映像と加速度センサーの情報から、路面のひび割れ状況や「平たん性」などをAIによって分析する。

» 2020年11月13日 08時00分 公開
[@IT]

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 NECは2020年11月12日、クラウド型道路劣化診断サービス「くるみえ for Cities」の提供を開始すると発表した。同サービスは、ドライブレコーダーの映像とドライブレコーダーに搭載した加速度センサーで取得した情報をAI(人工知能)で分析することで、路面のひび割れ状況や「平たん性」などを調査する。

画像 AIによる路面のひび割れ状況検知のイメージ(出典:NEC

「ドライブレコーダーを付けて走るだけ」

 くるみえ for Citiesは、ドライブレコーダーの映像とドライブレコーダーに内蔵された加速度センサーの情報を、NECのデータセンターにリアルタイムに送信、AIで分析する。映像からは路面のひび割れ状況、加速度情報からは路面の平たん性をそれぞれ調査できる。異常や劣化があれば、その位置を地図上に表示可能だ。

 自治体が保有するパトロール車両などにドライブレコーダーを取り付けて走行するだけで路面を調査できるため、専用車両や高価なカメラ機器などの初期投資は不要。契約は1年単位で、価格は月額50万円(税別)から。価格には、ドライブレコーダーやモバイル通信の費用も含む。

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