Azureポータルの“IEサポート”が2021年3月末で終了、その後はどうする?Microsoft Azure最新機能フォローアップ(130)

最新のWebエクスペリエンスを得るには、「モダンブラウザ」と呼ばれる最新のWebブラウザを利用する必要があります。かつて、Windowsの標準ブラウザであった「Internet Explorer(IE)」はモダンブラウザではなく、IE非対応のWebサイトやサービスが多くなりました。Azureポータルもまた、2021年3月末でIEのサポートを終了します。

» 2020年12月17日 05時00分 公開
[山市良テクニカルライター]

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「Microsoft Azure最新機能フォローアップ」のインデックス

Microsoft Azure最新機能フォローアップ

Azureポータルでサポートされるブラウザ、IE 11は2021年3月末で非対応に

 「Azureポータル」(https://portal.azure.com/)は現在、以下のドキュメントで説明されているように、モダンブラウザである「Microsoft Edge」「Mozilla Firefox」「Google Chrome」「Apple Safari」の最新バージョンと、レガシーなブラウザである「Internet Explorer(IE)11」を正式にサポートしています。

 Microsoftは2020年12月10日(米国時間)、AzureポータルにおけるIE 11のサポートを「2021年3月31日(米国時間)」に終了することを発表しました。2021年3月31日(米国時間)からはIE 11を使用したAzureポータルへのアクセスは不可能になる予定です。このアナウンスは、現在、IE 11でAzureポータルにアクセスするとページの上部にも表示されるようになっています(画面1)。

画面1 画面1 2020年12月10日(米国時間)以降、IE 11でAzureポータルにアクセスすると、2021年3月31日にIE 11がサポートされなくなるという通知が表示されるようになった

 IE 11はWindowsのコンポーネントとして、Windowsの各バージョンのライフサイクル期間中にサポートが継続されます。Windows Updateなどを通じてIE 11が削除されたり、無効化されたりすることはありません。IE 11はレガシーアプリの互換環境として引き続き利用可能ですが、Azureポータルへのアクセスには使用できなくなります。

 同じように、「Microsoft 365」アプリとサービスについても、2021年8月17日以降、IE 11をサポートしなくなることが、2020年8月に発表されています(「Teams Web」アプリについては2020年11月末でサポート終了)。

Windowsでは最新Microsoft Edgeを推奨、ブラウザ不要のスタンドアロンアプリも

 MicrosoftはIE 11ではなく、新しいMicrosoft Edgeの使用を推奨しています。新しいMicrosoft Edgeとは、2020年1月に安定版(Stable)が初めてリリースされ「Windows 10 バージョン20H2」に標準搭載されるようになった、「Chromium版Microsoft Edge」のことです。

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