パーソルキャリアは「理想の開発環境に関するツール・サービス調査」の結果を発表した。それによると、使いたいエディタでは「サクラエディタ」がトップ。使いたいIDEを聞くと「IDEは使わない」が最も多かった。
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パーソルキャリアは2021年5月26日、同社が運営するIT・テクノロジー人材のための社会人コミュニティー「TECH Street」で実施した「理想の開発環境に関するツール・サービス調査」の結果を発表した。
今回のテーマは「ITエンジニアの働く環境」と「開発環境」で、ITエンジニアが使いたいPCやエディタ、IDE(統合開発環境)などを調べた。調査対象は18〜69歳のITエンジニアで、403人から有効回答を得た。
WindowsとMacのどちらを使いたいか聞いたところ、90.1%がWindowsを挙げた。PCを選ぶ際に最も重視する点は「操作性の高さ」と回答した人が28.5%、「コストパフォーマンス」が27.3%、「アプリケーションとの親和性の高さ」が12.9%だった。
使いたいビジネスチャットツールのトップ3は、「Microsoft Teams」(55.6%)、「Slack」(13.6%)、「LINE WORKS」(10.4%)。Web会議ツールのトップ3は、「Microsoft Teams」(38.5%)、「Zoom」(28.0%)、「Skype」(9.9%)だった。
使いたいエディタでは、「サクラエディタ」と回答したITエンジニアの割合が38.0%で最も高かった。次いで、「秀丸エディタ」が20.8%、「Visual Studio Code」が9.4%、「Atom」が5.2%、「TeraPad」が5.0%だった。エディタを選ぶ上で最も重視する点のトップ5は、「ソフトの軽さ」(34.2%)、「機能性の高さ」(28.3%)、「日本語対応」(14.4%)、「外部ツールとの連携」(8.9%)、「対応している開発言語」(7.2%)だった。
使いたいIDEを聞くと、「IDEは使わない」と回答した人が最も多く、32.8%を占めた。次いで「Eclipse」が21.6%、「Microsoft Visual Studio」が19.1%、「AWS Cloud9」が8.4%、「IntelliJ IDEA」が4.7%だった。IDEを選ぶ上で最も重視する点では、「機能性の高さ」を挙げた人が最も多く、30.3%を占めた。次いで、「対応している開発言語」が26.9%、「セキュリティ性の高さ」が11.4%、「カスタマイズ性の高さ」が10.3%、「アプリケーションインストールの有無」が7.4%だった。
使いたいプロジェクト管理ツールでは、「Microsoft Excel」が最も多く、32.3%だった。次いで、「Microsoft Project」(15.6%)、「Redmine」(11.4%)、「Backlog」(7.9%)、「Asana」(7.4%)。プロジェクト管理ツールを選ぶ上で最も重視する点は、「操作性の高さ」(34.0%)や「カスタマイズ性の高さ」(12.7%)、「日本語対応」(11.2%)が挙がった。
使いたいクラウドサービスは、トップが「Amazon Web Services」(AWS)で38.5%、2位が「Microsoft Azure」で32.3%、3位が「Google Cloud Platform」で29.3%だった。
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