レバテックは、プログラミングスキルの取得に関する調査結果を発表した。仕事をする上で必要とする情報では「取得したいプログラミング言語に関する情報」がトップ。情報源に「技術ブログ」と回答した人は8割近くを占めた。
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レバテックは2021年3月8日、プログラミングスキルの取得に関する調査結果を発表した。それによるとエンジニアの約8割が情報のインプットに技術ブログを活用していることが分かった。今回の調査の対象は、同社が運営するITエンジニア向け転職サービス「レバテック」に登録しているITエンジニアで、394人から回答を得た。
仕事をする上で必要とする情報について聞くと、「取得したいプログラミング言語に関する情報」と回答した割合が64.0%(複数回答)でトップ。次いで「エンジニアの仕事に役立つノウハウや経験談」(54.3%)、「最新スキルに関する情報」(53.6%)、「実際に使われたソースコードの情報」(50.3%)、「業界に関する情報」(42.1%)だった。
次に情報源について聞くと、「技術ブログ」と回答した人の割合が最も多く、78.4%(複数回答)。次いで、「書籍」(61.2%)、「記者が執筆したIT、テック系の記事」(50.0%)と続いた。技術面で困ったときの対処法でも、「技術ブログを見る」(83.8%)、「書籍を読む」(50.8%)、「記者が執筆したIT、テック系の記事を見る」(47.2%)がトップ3で、情報源と同じ傾向だった。
情報収集の頻度については、「1週間に2〜3回程度」との回答が30.2%、「毎日」が26.7%、「2日に1回程度」が15.0%。それに対して情報発信の頻度は、「1カ月に数回程度」と回答した人の割合が最も高く32.0%。次いで「全くしない」が24.6%。「毎日」は13.5%だった。
レバテックは「『新しい技術の基礎は書籍で習得し、アーキテクチャなどの設計手法は企業のテックブログで事例を調べる。エラーが出れば個人のテックブログで問題を解決する』といったように知りたい情報によってインプットの方法を使い分けているエンジニアは多い」としている。
社内のエンジニアとコミュニケーションをとる頻度を聞くと、「毎日」と回答した割合が最も多く、46.2%。次点は「全くない」の17.3%だった。社外のエンジニアとの交流頻度では、「全くない」と回答した人が最も多く、38.8%だった。
レバテックは「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)対策として急速に普及したテレワークによって、雑談など仕事以外のコミュニケーションが急激に減少している。勉強会などの各種イベントの多くはオンラインで開催されているため、従来はイベントの前後に行われていた参加者による交流や雑談もオンラインでの実施となり、初対面同士ではコミュニティー醸成につながりにくい傾向にある」と分析している。
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