ユーザーローカルは、「ユーザーローカル手書き文字認識AI」の無償提供を開始した。認識可能な文字種は、平仮名、片仮名、常用漢字、英数字、記号。
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ユーザーローカルは2021年6月28日、「ユーザーローカル手書き文字認識AI」の無償提供を開始した。日本語の手書き文字を含む画像からディープラーニングによって文字を読み取り、テキストデータに変換できる。
ユーザーローカルによると「近年、業務効率改善やデータ活用のためにデジタル化を進める動きが活発になっており、そのためには文書のデジタル化が必要だ。しかし、手書き文字のOCR(光学文字認識)ではコストがかかり、デジタル化を妨げる要因となっていた」という。
認識可能な文字種は、平仮名、片仮名、常用漢字、英数字、記号。手書き文字特有のくずし字や略字も認識する。Web APIで提供されているため、「自社のシステムに手書き文字認識機能を実装する」といったことも容易だ。
ユーザーローカルはユーザーローカル手書き文字認識AIをさまざまな業種で利用可能と考えている。電気、ガス、水道などの各種利用申込書や行政機関での各種住民手続き、金融機関での口座開設依頼書、教育機関での試験答案の読み取り、医療機関での問診票や診断書の読み取りなどに利用できるとしている。
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