ガートナーが「日本における未来志向型インフラ・テクノロジーのハイプ・サイクル:2021年」を発表「NFT」は「過度な期待」のピーク期に

ガートナー ジャパンは「日本における未来志向型インフラ・テクノロジーのハイプ・サイクル:2021年」を発表した。日本市場に特化しており、「人間中心のAI」「人間中心のデザイン」「イマーシブ・エクスペリエンス」など新たに16の項目を追加している。

» 2021年10月29日 08時00分 公開
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 ガートナー ジャパン(以下、ガートナー)は2021年10月28日、「日本における未来志向型インフラ・テクノロジーのハイプ・サイクル:2021年」を発表した。

画像 「日本における未来志向型インフラ・テクノロジーのハイプ・サイクル:2021年」(提供:ガートナー ジャパン

 このハイプ・サイクルは日本市場に特化しており、ITインフラの視点からビジネスに重要なインパクトをもたらすテクノロジーを取り上げているという。ガートナーは「2021年のハイプ・サイクルは新たに16の項目を追加した。インフラを中心とするテクノロジーやトレンドとなっているキーワードで、どれも『未来志向型』といえる」と述べている。

ブロックチェーンは「幻滅期」の谷底、人工知能は「啓発期」に

 追加された項目は、「人間中心のAI」「人間中心のデザイン」「イマーシブ・エクスペリエンス」「デジタル倫理」「6G」「振る舞いのインターネット」「トランスフォーマー(NLP)」など。人を中心としたデジタル化の考え方に関わる項目が含まれている。

 フェーズごとに見ると、「NFT(非代替性トークン)」「スマート・ワークスペース」「IoTエッジ・アナリシス」などが「過度な期待」のピーク期にある。2020年版では幻滅期の谷に向かっていた「ブロックチェーン」は谷底近くに位置付けられた。「人工知能」は啓発期に進み、ガートナーは本格的な普及期に入ったとみている。「汎用(はんよう)人工知能」は、2020年版と同様に、黎明(れいめい)期にとどまっている。

 ガートナー ジャパンの鈴木雅喜氏(アナリストでバイス プレジデント)は、「イノベーターやアーリーアダプターは、新しいテクノロジーを早期に試験導入し、自ら経験を積みながら成果を速やかに生み出そうとしている。ユーザー企業であっても自らテクノロジーを駆使することで、競争をリードする必要があると留意すべきだ」と述べている。

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