AWS、SQL Serverアプリを実行可能な「Babelfish for Aurora PostgreSQL」を正式リリースアプリの修正がほぼ必要ない

AWSは「Amazon Aurora PostgreSQL互換エディション」の新機能「Babelfish for Aurora PostgreSQL」の一般提供を開始した。「Microsoft SQL Server」アプリケーションをほぼ変更なく、Aurora PostgreSQLで実行できる。

» 2021年11月02日 15時30分 公開
[@IT]

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 Amazon Web Services(AWS)は2021年10月28日(米国時間)、「Amazon Aurora PostgreSQL互換エディション」の新機能「Babelfish for Aurora PostgreSQL」の一般提供を開始した。

 「Amazon Aurora」は、クラウド向けに構築されたリレーショナルデータベースであり、オープンソースデータベースの「MySQL」「PostgreSQL」と互換性がある。

 新しいBabelfish for Aurora PostgreSQL機能により、「Microsoft SQL Server」(SQL Server)用に作成されたアプリケーションをAmazon Auroraで実行できる。コードをほとんど、または全く変更する必要がないため、アプリケーションの移行に伴う作業負担を減らすことが可能だ。

 これまでSQL ServerからAmazon Auroraへの移行には、時間がかかり、多くの労力を要する可能性があった。AWSの説明によれば、「データベースの移行については、『AWS Database Migration Service』(AWS DMS)を使ってデータベーススキーマとデータの移行を自動化できるものの、多くの場合、データベースとやりとりするアプリケーションコードの書き直しなど、アプリケーション自体の移行作業の負担が大きかった」。

なぜほぼ修正が必要ないのか

 移行に当たって修正がほぼ必要ない理由についてAWSは次のように説明する。

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