WhiteSourceは2021年のオープンソースライセンス利用動向の調査結果を発表した。コピーレフト以外のオープンソースライセンスの使用率が上昇し、コピーレフト、特にGNU GPLの使用率が減少していることが分かった。
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オープンソースセキュリティとライセンスコンプライアンス管理プラットフォームを手掛けるWhiteSourceは2022年1月27日(米国時間)、2021年のオープンソースライセンス利用動向に関する調査結果を発表した。
WhiteSourceの調査チームは、200以上のプログラミング言語をカバーする400万以上のオープンソースパッケージと1億3000万のオープンソースファイルを含むWhiteSourceデータベースから情報を収集し、2021年に最も人気のあったオープンソースライセンスを調べた。その結果、コピーレフト以外の「寛容な」オープンソースライセンスの使用率が引き続き上昇し、コピーレフト、特に「GNU GPL」(GNU General Public License、以下GPL)の使用率が減少を続けていることが分かった。
WhiteSourceによれば、2021年もコピーレフト以外の「寛容な」オープンソースライセンスが主流を占めたことは驚きではないという。「Apache License 2.0」と「MIT License」は、コピーレフトをうたうGPLファミリーよりもはるかに人気が高く、合計使用率は5割を超えている。
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