SHIFTは、調査レポート「UX開発の実態調査2021(UXはソフトウェア開発の切り札か)」を発表した。UX向上に取り組み、その成果が出ている企業の割合は66%だった。
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SHIFTは2022年3月22日、調査レポート「UX開発の実態調査2021(UXはソフトウェア開発の切り札か)」を発表した。これは、UX(User eXperience)向上の取り組み状況についてソフトウェア開発やシステム開発に携わる会社員を対象に実施したもので586人から有効回答を得た。それによると、UX向上に取り組み、その成果が出ている企業の割合は66%だった。
SHIFTは調査の背景を次のように語る。
「経済産業省の『DXレポート』や情報処理推進機構の『IT人材白書』、ソフトウェア品質の国際規格『SQuaRE』(Systems and software Quality Requirements and Evaluation)などでUXの重要性、必要性が指摘されている。そこで、今後UXの向上に取り組む企業にとって有用なデータを提供したいと考え、調査を実施した」
ソフトウェア開発においてUX向上の取り組みをしているかどうかを聞いたところ、「取り組んでいる」と回答した企業の割合は33%、「予定がある」は19%だった。
UX向上に取り組んでいる企業の中で「十分に成果が出ている」と回答した企業の割合は13%、「まあ成果が出ている」は53%と、「取り組みによってUXを向上させることができた」と考える企業が過半数あった。
具体的な効果については「サービスが使いやすくなっている」と回答した割合が41%(複数回答、以下同)で最も高く、次いで、「顧客の評判、満足度が向上している」が32%、「新サービスが創出できている」が26%、「売り上げが拡大している」が22%、「開発効率・生産性が向上している」が18%だった。
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