デジタルインフラ構築を進めるI&Oリーダーのための4つの予測Gartner Insights Pickup(251)

インフラの自動化を進め、レガシーアプリケーションをモダナイズし、XaaS型コストモデルを検討することで、デジタルトランスフォーメーションを支えることが求められる。

» 2022年04月01日 05時00分 公開
[Meghan Rimol, Gartner]

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ガートナーの米国本社発のオフィシャルサイト「Smarter with Gartner」と、ガートナー アナリストらのブログサイト「Gartner Blog Network」から、@IT編集部が独自の視点で“読むべき記事”をピックアップして翻訳。グローバルのITトレンドを先取りし「今、何が起きているのか、起きようとしているのか」を展望する。

要約

  • インフラストラクチャの自動化を進めることで、企業はコストの最適化、柔軟性、効率化を実現できるが、それは新しいスキルの育成に成功した場合に限られる
  • クラウドコンピューティングの拡大に伴い、レガシーアプリケーションのモダナイゼーション(近代化)がインフラの標準化に不可欠となる
  • コンピューティングとストレージについて、使用量に応じた支払いモデルを利用する企業が増える

 企業がデジタルトランスフォーメーションを加速させるのに伴い、インフラも変化している。クラウドファーストのアプローチや自動化の進展に伴い、インフラとオペレーション(I&O)のリーダーは、インフラの活用と管理の方法を見直す必要に迫られている。

 「クラウドコンピューティングが成長を続ける中、アプリケーションポートフォリオの多様化とハイブリッド化が進んでいる」。Gartnerのアナリストでディスティングイッシュト バイスプレジデントの、トーマス・ビットマン(Thomas Bittman)氏はそう語る。

 「戦略的なインフラの標準化と近代化、自動化の取り組みが、デジタルトランスフォーメーションの成功に不可欠となるだろう」(ビットマン氏)

 以下では、I&Oリーダーがデジタルインフラプラットフォームの構築を進め、インフラの未来に向けて社内態勢を整えるのに役立つ、Gartnerの4つの予測を紹介する。

予測1:2025年までに、70%の企業が、柔軟性と効率性の向上を目的として、構造化されたインフラストラクチャ自動化を導入する(2021年の20%から増加)

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