Microsoft、WebGPUをフルサポートする3Dレンダリングエンジン「Babylon.js 5.0」を公開1コードでWeb、Windows、Mac、iPhone、Androidにネイティブ展開

Microsoftは、WebGPUのフルサポートとクロスプラットフォームのネイティブ展開を実現するOSSのWebレンダリングエンジンの最新版「Babylon.js 5.0」を公開した。

» 2022年05月11日 10時45分 公開
[@IT]

この記事は会員限定です。会員登録(無料)すると全てご覧いただけます。

 Microsoftは2022年5月5日(米国時間)、「Babylon.js 5.0」を公開した。Babylon.js 5.0は、Webブラウザで3Dグラフィックスを表示するオープンソースソフトウェア(OSS)のリアルタイムレンダリングエンジンの最新版。

 MicrosoftはBabylon.js 5.0について、「これまでで最大の、最も大胆で野心的なプラットフォームアップデート」だとしている。Babylon.js 5.0の大きな特徴は、WebGPUのフルサポートとクロスプラットフォームのネイティブ展開であり、ツールや機能も更新されている。

Babylon.jsのサイト

WebGPUのフルサポート

 WebGPUは、W3C(World Wide Web Consortium)の「GPU for the Web」コミュニティーグループが、パフォーマンスを念頭に置いて一から構築した。コンピュートシェーダーや高速なテクスチャロードなど、先進的なグラフィックス機能をWeb開発者に提供する。2022年中に主要なWebブラウザで広く利用可能になる見通しだ。

 Babylon.js 5.0はWebGPUをフルサポートしている。

 Microsoftは「Babylon.js 5.0を使えば、新しいグラフィックスAPIを習得することなく、WebGLとWebGPUの両方を使って、Web上の魅力的なレンダリングエクスペリエンスを開発できる」としている。WebGLは、Webブラウザでプラグインを使わずにインタラクティブな2Dおよび3DグラフィックスをレンダリングするJavaScript APIだ。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

スポンサーからのお知らせPR

注目のテーマ

Microsoft & Windows最前線2025
AI for エンジニアリング
ローコード/ノーコード セントラル by @IT - ITエンジニアがビジネスの中心で活躍する組織へ
Cloud Native Central by @IT - スケーラブルな能力を組織に
システム開発ノウハウ 【発注ナビ】PR
あなたにおすすめの記事PR

RSSについて

アイティメディアIDについて

メールマガジン登録

@ITのメールマガジンは、 もちろん、すべて無料です。ぜひメールマガジンをご購読ください。