Modisは「今後、現場においてニーズが高まると予想されるIT技術やサービス」についての調査結果を発表した。各分野の1位は、「Windows 11」「クラウドセキュリティ」「人工知能(AI)」「Office 365」だった。
この記事は会員限定です。会員登録(無料)すると全てご覧いただけます。
Modisは2022年7月15日、「今後、現場においてニーズが高まると予想されるIT技術やサービス」についての調査結果を発表した。これは今後ニーズが高まると思うIT技術やサービスについて各企業のエンジニア採用担当者に聞いたもの。900人から有効回答を得た。
なお、調査結果は「OS・サーバ・ストレージ・データベース」「ネットワーク・セキュリティ・運用」「手法/開発/DS(データサイエンス)/言語」「ツール/SaaS環境」の4分野に分けて集計した。
「OS・サーバ・ストレージ・データベース」分野のトップ3は「Windows 11」(24.8%)、「ストレージ仮想化」(21.0%)、「AWS(Amazon Web Services)」(20.3%)だった。ストレージ仮想化については、2021年の14位から2位になっている。Modisは「社内に蓄積するデータ量が加速的に増加していることに伴い、企業はレガシーシステムからの脱却が求められている。ストレージの仮想化によって利用効率の向上や運用負荷の軽減を期待している」と分析している。
「ネットワーク・セキュリティ・運用」分野のトップ3は「クラウドセキュリティ」(31.1%)、「VPN(Virtual Private Network)」(22.1%)、「電子証明書」(21.7%)となっており、順位は2021年の調査と変わらなかった。Modisは、クラウドセキュリティに関する知見が今後ますますエンジニアに求められるようになると予想している。
「手法/開発/DS/言語」分野のトップ3は「人工知能(AI)」(32.7%)、「データサイエンス」(20.9%)、「JavaScript」(18.9%)だった。「あらゆる分野や業種でAIやデータ活用に対するニーズが拡大しており、今後はそうした知見を備えたエンジニアへのニーズがより高まる」とModisは推測している。
「ツール/SaaS環境」分野のトップ3は「Office 365」(26.4%)、「サイボウズ Office 10/Garoon/kintone」(20.8%)、「Google Workspace」(17.6%)。Modisによると、これら3つのサービスは「多機能なクラウドサービス」という特徴があり、企業のシステム基盤としてのクラウド利用が高まっていると分析している。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.