2022年上半期のエンタープライズIT支出、「AI」を上回ったワークロードは?2026年のデータ管理インフラハードウェア支出は563億ドルの見通し

IDCは、2022年上半期のエンタープライズITインフラ支出を、インフラがサポートするワークロード別に分類。最も支出が多かったワークロードは「構造化データベース/データ管理」だった。

» 2022年11月09日 11時00分 公開
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 調査会社のIDCは2022年11月7日(米国時間)、2022年上半期のエンタープライズITインフラ支出を、インフラがサポートするワークロード別に分類したところ、最も支出が多かったワークロードは「構造化データベース/データ管理」だったと発表した。

 IDCの支出分析では、「エンタープライズITインフラ」は、コンピュートおよびストレージシステムハードウェアを指す。「ワークロード」は、アプリケーションとそのデータセットとして、相互に排他的な19種類が定義されている。

 発表によると、企業は「構造化データベース/データ管理」ワークロードをサポートするために、2022年上半期にコンピュートおよびストレージインフラに63億ドルを支出した。これは上半期のインフラ支出全体の8.5%に当たる。前年同期比では2.2%増であり、このワークロードは、最も成熟したエンタープライズワークロードの一つだと、IDCは述べている。

 2022年上半期にインフラ需要が最も伸びたワークロードの上位2つは、「非構造化データベース」と「AIライフサイクル」で、これら用のインフラへの支出は、それぞれ前年同期比52.9%増、40.2%増となった。

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