【 Set-MgUserLicense 】コマンドレット――Azure Active Directoryユーザーにライセンスを割り当てるWindows PowerShell基本Tips(54)

本連載は、PowerShellコマンドレットについて、基本書式からオプション、具体的な実行例までを紹介していきます。今回は「Set-MgUserLicense」コマンドレットを解説します。

» 2022年12月22日 05時00分 公開
[国井傑株式会社エストディアン]

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「Windows PowerShell基本Tips」のインデックス

連載目次

 本連載では、Windows PowerShellの基本的なコマンドレットについて、基本的な書式からオプション、具体的な実行例までを分かりやすく紹介していきます。今回は、「Azure Active Directory」(Azure AD)ユーザーにライセンスを割り当てる「Set-MgUserLicense」コマンドレットです。

Set-MgUserLicenseコマンドレットとは?

 「Set-MgUserLicense」は、PowerShellを利用してAzure ADユーザーにライセンスを割り当てるためのコマンドレットです。自社で購入したライセンスを各Azure ADユーザーに割り当てたり、購入したライセンスの中から一部のライセンスだけを割り当てたりすることができます。

 なお、Set-MgUserLicenseコマンドレットは、本連載第45回で解説した「Connect-MgGraph」コマンドレットで「Connect-MgGraph -Scopes "User.ReadWrite.All"」を実行して、Azure ADへの接続とアクセス許可を与えておくことが前提条件になります。

Set-MgUserLicenseコマンドレットの書式

Set-MgUserLicense [オプション]


Set-MgUserLicenseコマンドレットの主なオプション

オプション 意味
-UserId ライセンスを割り当てるAzure ADユーザー(UPN形式での指定可)を指定する
-AddLicenses ライセンスを追加する。省略可能
-RemoveLicenses ライセンスを削除する。省略可能


ユーザーに特定のライセンスを割り当てる

 Set-MgUserLicenseコマンドレットでは、「-UserId」オプションでライセンスを割り当てるユーザー、「-AddLicenses」オプションで割り当てるライセンス、「-RemoveLicenses」オプションで削除するライセンスをそれぞれ指定します(画面1)。

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