ITインフラをコードではなくSQLとして管理する「IaSQL」のβ版が公開AWSのインフラ構成は複雑だ

OSSの「IaSQL」(Infrastructure as SQL)プロジェクトは2023年2月16日、IaSQLのβ版をリリースした。IaSQLを使用すると、開発者はクラウドにあるITインフラを「PostgreSQL」のSQLとして管理できる。

» 2023年03月14日 08時00分 公開
[@IT]

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 オープンソースソフトウェアの「IaSQL」(Infrastructure as SQL)プロジェクトは2023年2月16日、IaSQLのβ版をリリースした。

 IaSQLを使用すると、開発者はクラウドにあるITインフラを「PostgreSQL」のSQLとして管理できる。プロジェクトはIaSQLを「『Pulumi』『Terraform』といったIaC(Infrastructure as Code)ツールに代わるものだ」としている。

INSERT INTO aws_ec2 (ami_id, ec2_instance_type_id)
SELECT ami.id, ait.id
FROM ec2_instance_type as ait, (
    SELECT id
    FROM   amis
    WHERE  image_name LIKE 'amzn-ami-hvm-%'ORDER BY creation_date DESC
    LIMIT 1
) as ami
WHERE  ait.instance_name = 't2.micro';
IaSQLの例(Introduction to Infrastructure as SQLから引用)

β版の新機能

 β版の新機能は次の通り。

ローカル環境での実行

 ダッシュボードをIaSQLのDockerコンテナにバンドルして「Docker Hub」に公開することで、IaSQLをローカルで実行しやすくなった。これによって、下記コマンドを実行してブラウザで「http://localhost:9876」に移動するだけで、IaSQLを試すことができる。

docker run --pull=always -p 9876:9876 -p 5432:5432 --name iasql iasql/iasql

AWSのマルチリージョン対応

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