経営幹部は、2020年代もビジネスと技術の戦略の見直しを迫られている。本稿では、ビジネスの再構築を促す6つのマクロ要因を紹介する。
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ガートナーの米国本社発のオフィシャルサイト「Smarter with Gartner」や、アナリストらのブログサイト「Gartner Blog Network」などから、@IT編集部が独自の視点で“読むべき記事”をピックアップして翻訳。グローバルのITトレンドを先取りし「今、何が起きているのか、起きようとしているのか」を展望する。
経営幹部は2020年代もさまざまな課題に取り組んでいくが、その最初の数年間における大混乱の中から、新たなビジネスチャンスが生まれそうだ。
「2020年代に入ったとき、経済はすでに危うい状況にあった」と、Gartnerのアナリストでディスティングイッシュト バイスプレジデントのマーク・ラスキーノ(Mark Raskino)氏は指摘する。「安価な金融と低コストのエネルギーに大きく支えられた10年にわたる好景気が、債務の膨張や国際的な同盟の崩壊、バブルのような資産価格といった構造的なゆがみをもたらしていた。その修正がいつ起こってもおかしくなかった」
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のパンデミック(世界的大流行)をきっかけに、さまざまな社会変化が表面化し、多くの業種の企業が戦略のリセットを余儀なくされている。経営幹部は以下の6つの変化を認識し、ビジネスのやり方を見直す必要がある。
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