「ダークウェブ」で犯罪者は何をしている? ダークウェブ解析専用AI「DarkBERT」で分かることダークウェブ上ではChatGPTでマルウェアが作られている

韓国のS2Wは、ダークウェブ解析専用のAI言語モデル「DarkBERT」を開発したと発表した。DarkBERTは、ダークウェブで犯罪者が使用する言語を解析し、脅威情報を抽出するAIモデルで、「ダークウェブについて理解が可能になる」としている。

» 2023年06月20日 08時00分 公開
[@IT]

この記事は会員限定です。会員登録(無料)すると全てご覧いただけます。

 韓国のS2Wは2023年6月19日、ダークウェブ専用のAI言語モデル「DarkBERT」を開発したと発表した。DarkBERTは、ダークウェブで犯罪者が使用する言語を解析し、脅威情報を抽出するAIモデル。S2Eは「ダークウェブとその複雑な内容について、一層の理解が可能だ」としている。

 ダークウェブは、匿名によるネットワークで、麻薬や情報漏えい、ランサムウェアといったサイバー犯罪の温床になっている。ダークウェブにアクセスすることは技術的に困難で、その内容を把握することは難しく、捜査機関や企業がその実態を解明するのに苦労している。

ダークウェブ上で共有されている、「ChatGPT」でマルウェアを作成する方法の実例(提供:S2W)

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

RSSについて

アイティメディアIDについて

メールマガジン登録

@ITのメールマガジンは、 もちろん、すべて無料です。ぜひメールマガジンをご購読ください。