Gartnerは、2023年に世界の企業向けネットワーク接続サービス支出は2600億ドルを超えると予測している。本稿では、Gartnerが注目している企業ネットワークのトレンドのトップ5と、企業のソーシングチームへのアドバイスの概要を紹介する。
この記事は会員限定です。会員登録(無料)すると全てご覧いただけます。
ガートナーの米国本社発のオフィシャルサイト「Insights」や、アナリストらのブログサイト「Gartner Blog Network」などから、@IT編集部が独自の視点で“読むべき記事”をピックアップして翻訳。グローバルのITトレンドを先取りし「今、何が起きているのか、起きようとしているのか」を展望する。
企業のネットワークサービス購買担当者10人のうち約7人が、2023年の予算は横ばいか、増えると見ていることが、2023年2月20日〜3月3日に実施した調査の速報値で明らかになった。
Gartnerの予測では、2023年に世界の企業向けネットワーク接続サービス支出は2600億ドルを超える見通しだ。
以下では、Gartnerが注目している企業ネットワークのトレンドのトップ5と、企業のソーシングチームへのアドバイスの概要を紹介する。
セキュアアクセスサービスエッジ(SASE)は、ネットワーク分野のさまざまなトレンドの中で、Gartnerの顧客からの問い合わせが最も多い部類に入る。多くのネットワークベンダーやセキュリティベンダーが、SASE機能を提供する戦略にシフトしており、SASEの考え方を企業に積極的に売り込んでいる。通信サービスプロバイダーも既にマネージドSASEサービスを立ち上げている。だが、Gartnerが行った機能分析の結果は、1社のベンダーが提供するほとんどの製品は未成熟であるか不完全であることを示している。
推奨事項:
WANファイアウォールやVPN更新、ZTNA(ゼロトラストネットワークアクセス)、クラウドアクセスセキュリティ、Webブラウジングセキュリティ、SD-WANなどの契約更新時にベンダーを集約し、複雑さとコストを低減する。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.