ネットワーク統合管理プラットフォーム事業を展開するBlueCatの日本法人であるBlueCat Japanは、ネットワークソリューション2つの日本市場での提供開始を発表した。
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カナダに本社を置き、ネットワーク統合管理プラットフォーム事業を展開するBlueCatの日本法人であるBlueCat Japanは2023年9月22日、2つのネットワークソリューションの日本市場での提供開始を発表した。
BlueCatは2023年5月にアイスランドの企業MEN&MICEとイスラエルの企業Indeniの2社を買収した。先行して買収した企業のソリューションをグローバルで展開していたが、BlueCat Japanでも提供を開始した。
MEN&MICEが提供していた「Micetro」というDNS、DHCP、IPアドレス管理のオーケストレーションサービスと、Indeniが提供していたネットワークアシュアランスソリューションがBlueCat Japanを通じて日本でも利用可能になる。今回のサービス展開は日本初であると同時にアジア初だという。
BlueCatもMEN&MICEの買収以前からDNS、DHCP、IPアドレス管理の統合運用管理サービスを提供していたが、Micetroも同社で提供可能となったことでより利用可能範囲が広がるという。BlueCatのCSO(最高戦略責任者)を務めるアンドリュー・ワートキン氏は「Micetroは既存環境のオーケストレーションの自動化に強みがあり、特に既存のDNS環境に依存している中小企業に喜ばれる」と語る。
Indeniが強みとしているのはSNMP(簡易ネットワーク管理プロトコル)監視技術だ。この技術を取り込む形でBlueCatは「BlueCat Infrastructure Assurance」というソリューションを提供する。
「ファイアウォールはさまざまな外部環境に依存している。重要なネットワークサービスによる依存関係、文脈を理解していないという課題があったが、BlueCat Infrastructure Assuranceはその多種多様な環境に対応して全体を監視し、プロアクティブなアラートを出すことができる」(ワートキン氏)
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