フロントエンドエンジニアに向けて、Webアプリケーション開発のためのフルスタックフレームワークT3 Stackを解説する本連載。第3回はT3 Stackで選択できるORM、Drizzle-ORMについて解説する。
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T3 Stack LoverであるNTTテクノクロスの上原です。この連載ではフルスタックフレームワーク「T3 Stack」で採用されている、厳選された比較的新しいWebアプリケーション開発技術を紹介していきます。T3 Stackの概要については連載第1回を参照ください。また、T3 Stackの主要構成要素であるtRPC、Zod、TanStack Queryについては連載第2回の記事で紹介しています。
直近の話題として、T3 StackのプロジェクトジェネレータであるCreate T3 Appsでは、以下のような大きなアップデートが続いています。
App RouterはNext上のReactアプリの構成を大きく変えるものであり、T3 Stackでも利用できるようになることは長く望まれてきていました。T3原則「責任を負って血を流す」に従い、長い時間をかけて構成や設定が検討され、練り上げられたものとのことです。また従来のPages Routerのサポートも継続されます。
今回、T3 Stackで選択できるORMとしてDrizzle-ORMが新たに採用されたので、従来のPrismaと比較しつつ、ORM機能について紹介していきたいと思います。なお、T3 StackのDrizzle-ORMのドキュメントは2023年10月30日の本稿執筆時点ではまだ存在しません。この記事が現時点でその補充情報となることも期待しています。
今回は、下記の内容を紹介していきます。
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