JetBrainsは、開発者エコシステムの現状をまとめたレポート「The State of Developer Ecosystem 2023」を発表した。196の国と地域の2万6348人の開発者から回答を得た。
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チェコのJetBrainsは2023年11月21日(現地時間)、開発者エコシステムの現状をまとめたレポート「The State of Developer Ecosystem 2023」を発表した。JetBrainsは同調査を2023年6月〜7月に行い、196の国と地域の2万6348人の開発者から回答を得た。
回答者の主な属性は、開発者/プログラマー/ソフトウェアエンジニアが76%、DevOpsエンジニア/インフラ開発者が11%、チームリーダーが11%、アーキテクトが10%。
調査結果のハイライトは以下の通り。
開発者が最も使用している生成AI(人工知能)ツールは、「ChatGPT」(77%)だった。2〜5位は、「GitHub Copilot」が46%、「Midjourney」および「Visual Studio IntelliCode」が26%、「DALL-E」が21%だった。
生成AIツールの主な使用用途は、学習(35%)、ブレーンストーミングやアイデアの評価(26%)、コンテンツの要約(24%)だった。
今後、人間並みのパフォーマンスを発揮するAIアシスタントが登場した場合、開発者がAIアシスタントに任せたい作業は「コードコメントまたはコードドキュメントの記述」および「テストの記述」が56%、「コードベース内のコード箇所の検索」が55%、「コミットメッセージの記述」が50%、「インターネット検索」が46%だった。
生成AIの使用に関する状況について、開発者は次の点に同意または反対している。
生成AIを活用したコードの自動生成、いわゆる「AI駆動型コード生成」に対し、開発者は以下の点に同意または反対している。
開発者はAIに対して前向きな姿勢を示しており、新たなコーディング支援ツールとしての普及が進むだろうと、JetBrainsは分析している。
過去12カ月間に使用している開発者が最も多い言語は、JavaScript(61%)であり、Pythonが54%、HTML/CSSが52%、SQLが52%、Javaが49%だった。
導入または移行を計画している開発者が最も多い言語は、Rust(10%)であり、Goが9%、TypeScriptとKotlinが6%、Pythonが4%だった。
「メインのプログラミング言語は何か」(最大3つまで回答可)という質問に対し、回答者の33%がJavaを挙げた。以下、Python(32%)、JavaScript(30%)、HTML/CSS(18%)、SQL(18%)、TypeScript(18%)、C++(12%)、C#(12%)、PHP(10%)、Go(8%)、Kotlin(8%)、シェルスクリプト言語(6%)、C(5%)が続いた。
開発環境のOSとして、回答者の64%がWindows、43%がLinux、42%がmacOS、1%がその他を挙げた。
他の言語とTypeScriptを併用し始めた一部のプログラマーが徐々にTypeScriptのみを使用し始めており、将来的にはJavaScriptのシェアが数ポイント減少するだろうと、JetBrainsは分析している。
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