TokyoDevは日本在住で外国籍のソフトウェア開発者を対象に年収、就労形態、仕事で使用しているプログラミング言語やフレームワーク、ツールなどを調査した「2023 TokyoDev Developer Survey」を発表した。
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TokyoDevは2023年11月29日(米国時間)、日本在住の外国人のソフトウェア開発者を対象に年収、就労形態、プログラミング言語やフレームワーク、ツールなどを調査した「2023 TokyoDev Developer Survey」を発表した。TokyoDevは外国人ソフトウェア開発者向けに日本での就職支援サービスを提供している企業。
同調査は2023年10月13日〜2023年11月6日に実施され、日本在住のソフトウェア開発者713人から回答を得た。回答が多かった上位5カ国は、米国(20.9%)、フランス(7.8%)、英国(6.6%)、日本(5.3%)、カナダ(5%)だ。
ソフトウェア開発者の主な属性は、バックエンド(38.6%)、フルスタック(35.4%)、フロントエンド(25.4%)、エンジニアリングマネジャー(11.5%)、クラウドインフラエンジニア(10.7%)。
調査結果のハイライトは次の通り。
回答者の年収は、600万円〜890万円が最も多く、年収中央値は前年比100万減の850万円だった。
外資系企業の日本支社で働いている回答者の年収中央値は1300万円で、日本に本社を置く法人で働くソフトウェア開発者の年収中央値(750万円)より73%高かった。
仕事で最も利用しているプログラミング言語はJavaScript(50.8%)で、TypeScript(41.8%)、Python(40.6%)と続いた。TypeScriptは前年比9ポイント増だった。
最も平均給与の高いプログラミング言語はKotlin(1590万円)で、Java(1350万円)、C++(1290万円)、Bash/Shell(1150万円)、Go(1140万円)と続いた。
仕事で最も利用しているWebフレームワークはReact(43.3%)で、「フレームワークを利用していない」が26.5%、Next.jsが18.3%、Vue.jsが17.7%、Ruby on Railsが13.1%だった。
仕事で最も利用しているクラウドプラットフォームは、Amazon Web Services(75.8%)で、Google Cloudが31.4%、Firebaseが13.3%、Microsoft Azureが12.5%、Cloudflareが9.4%だった。
仕事で最も利用している開発環境は、Visual Studio Code(72.9%)で、IntelliJ IDEAが20.5%、Vimが19.6%、Visual Studioが10.0%、Xcodeが9.7%だった。
回答者の59%が、テレワークでも仕事ができると回答した。
内訳は、「従業員が出社かテレワークを選択できる」が43%、「テレワークは許可されているが定期的に出社する必要がある」が32.1%、「全ての従業員がテレワークで働いている」が16.3%、「テレワークは禁止されており、出社が必要」が8.8%だった。
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