AIは、オブザーバビリティ市場でも注目を集めている。だが、米国シカゴを拠点とするSaaS企業のReveal Dataは、AI機能を持たないオブザーバビリティ製品を導入した。その理由とは?
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AI(人工知能)は、可観測性(オブザーバビリティ)市場でも注目を集めている。だが、米国シカゴを拠点とする電子情報開示SaaS企業のReveal Dataは、AI機能を搭載しないオブザーバビリティ製品を導入したという。
Reveal Dataが、AIの価値を全く知らないというわけではない。Reveal Dataのソフトウェアには複数の機械学習モデルが組み込まれており、自社の顧客向けにAIモデルライブラリも提供している。だが、2021年に同社に入社し、同社のSRE(Site Reliability Engineering)プラクティスの構築を任されたスティーブン・モントーヤ氏は、別の道を選択した。
「『AIで予測分析をする』というと聞こえは良いが、それを進めるには膨大なコンピューティング能力と大量のデータが必要になる。もっとシンプルなのは、統計分析をするソリューションだ。必ずしもAIが必要なわけではない。アプリケーションデータが増大し、オブザーバビリティのデータ管理コストも増大するにつれて、シンプルさが重要になる」(モントーヤ氏)
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