マイクロサービスにおけるSagaパターンの仕組みSagaパターンの使用例、実装の違い

Sagaパターンは、ある操作をサポートするために複数のマイクロサービスで一連のステップを実行しなければならない場合に最適なパターンだ。

» 2024年04月25日 08時00分 公開
[Bob ReselmanTechTarget]

この記事は会員限定です。会員登録(無料)すると全てご覧いただけます。

 Sagaパターンは、ソフトウェアアーキテクチャのスタイルの一つであり、ステップごとに実行される分散タスクを、フェイルセーフな方法で管理することを目的としている。Sagaパターンは、マイクロサービス指向アーキテクチャ(MOA)に適している。

 MOAで構成される各サービスは、自己完結型で独立しており、それぞれが独自のロジックとデータを保持する。

 マイクロサービスは通常、メッセージングフレームワークを通じてデータが共有される。Sagaパターンでは、各ステップが特定のマイクロサービスに対応する。Sagaパターンの主なメリットは、各ステップを順に追っていき、問題が発生した場合には、決められた方法で対処する「補償トランザクション」にある。あるステップで何らかの問題が発生した場合、ワークフローを最後の適切な状態に戻すよう補償トランザクションが実行される。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

スポンサーからのお知らせPR

注目のテーマ

Microsoft & Windows最前線2025
AI for エンジニアリング
ローコード/ノーコード セントラル by @IT - ITエンジニアがビジネスの中心で活躍する組織へ
Cloud Native Central by @IT - スケーラブルな能力を組織に
システム開発ノウハウ 【発注ナビ】PR
あなたにおすすめの記事PR

RSSについて

アイティメディアIDについて

メールマガジン登録

@ITのメールマガジンは、 もちろん、すべて無料です。ぜひメールマガジンをご購読ください。