本連載は、PowerShellコマンドレットについて、基本書式からオプション、具体的な実行例までを紹介していきます。今回は「Get-MgDeviceManagementManagedDevice」コマンドレットを解説します。
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本連載では、Windows PowerShellの基本的なコマンドレットについて、基本的な書式からオプション、具体的な実行例までを分かりやすく紹介していきます。今回は「Microsoft Intune」に登録されたデバイスの情報を参照する「Get-MgDeviceManagementManagedDevice」コマンドレットです。
「Get-MgDeviceManagementManagedDevice」は、PowerShellを利用してMicrosoft Intuneに登録されたデバイスの情報を参照するためのコマンドレットです。本連載第96回で解説した「Get-MgDevice」コマンドレットでは、「Microsoft Entra ID」(旧称:Microsoft Azure Active Directory《Azure AD》)に登録されたデバイスの情報を参照できましたが、Get-MgDeviceManagementManagedDeviceコマンドレットはMicrosoft Intuneに登録されたデバイスの情報を参照できるという点で違いがあります。
なお、New-MgServicePrincipalコマンドレットは、本連載第45回で解説した「Connect-MgGraph」コマンドレットで「Connect-MgGraph -Scopes "DeviceManagementManagedDevices.Read.All"」と実行して、Microsoft Entra IDへの接続とMicrosoft Intuneへのアクセス許可を与えておくことが前提条件になります。
オプション | 意味 |
---|---|
-Filter | 特定の属性値を持つデバイスの情報を表示する。省略可能 |
オプションを指定せずにGet-MgDeviceManagementManagedDeviceコマンドレットを実行すると、登録されたデバイスに対して付与される「デバイスID」だけが表示され、「コンピュータ名」のような情報は参照できません。「コンピュータ名」(DeviceName)を参照するには、DeviceName属性が表示されるように「Format-Table」コマンドレットをパイプ(|)でつないで実行します(画面1)。
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