経済産業省は、デジタル推進人材育成プログラム「マナビDX Quest」の受講生の募集を開始した。学生や社会人などが対象で、無料で受講できる。
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経済産業省は2024年6月10日、デジタル推進人材育成プログラム「マナビDX Quest」の受講生の募集を開始した。マナビDX Questは、実践的な「ケーススタディー教育プログラム」と、デジタル技術を活用した「地域企業協働プログラム」で構成されている。学生や社会人などが対象で、無料で受講できる。
経済産業省はマナビDX Questの目的を「地域企業や産業のDX(デジタルトランスフォーメーション)の実現に向けて、ビジネスの現場での課題解決の実践を通じた能力を磨くこと」としている。プログラムは2つあるが、2024年6月に受験生の募集を開始したのは企業データに基づく実践的な「ケーススタディー教育プログラム」となる。
ケーススタディー教育プログラムは、SIGNATEが提供するものとライフイズテックが提供するものの2種類に分かれる。どちらも実際の企業課題をテーマにした教材を用意しており、機械学習やAI(人工知能)に関するデータ活用などを学べる。
2024年8月に開始予定で、受講期間は2〜3カ月。経済産業省によると「講師による座学ではなく、参加者が情報交換して学び合い、教え合いながら、与えられた課題を解決していくプロジェクト型学習を中心にしたプログラムになっている」という。全てのプログラムはオンラインで提供され、課題も各個人で取り組む形になるため、都合の良い時間にいつでも受講が可能だ。
応募期間は、SIGNATE提供プログラムが2024年7月16日まで、ライフイズテック提供プログラムが8月16日まで。なお、もう1つの「地域企業協働プログラム」は、ケーススタディー教育プログラム修了者のうち希望者が対象で、2024年秋以降に開始予定だ。
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