Microsoft、ブラウザでAI推論が可能になる「WebNN」を解説 「次世代のWeb開発において重要な役割を果たす」アーキテクチャの概要、ユースケースとは?

Microsoftは公式ブログで、Webアプリケーションでニューラルネットワーク推論タスクを効率的に実行できるJavaScript APIである「WebNN」の概要やアーキテクチャ、メリットなどを解説した。

» 2024年07月11日 20時30分 公開
[@IT]

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 Microsoftは2024年6月24日(米国時間)に公式ブログで、Webアプリケーションでニューラルネットワーク推論タスクを効率的に実行できるJavaScript APIである「WebNN(Web Neural Network API)」について、概要やアーキテクチャ、メリットなどを解説した。

 Microsoftは「WebNNは、Web開発者がWebアプリケーション内でニューラルネットワークの機械学習(ML)処理を直接実行できるようにするJavaScript APIだ」とした上で「WebNNはMLモデルのWebアプリケーションへの統合を簡素化し、ブラウザ上で動作するインタラクティブでインテリジェントなアプリケーションの新しい可能性を開くものだ」と述べている。

 WebNNは、2024年7月時点で、インターネット標準を策定するW3C(World Wide Web Consortium)の勧告候補(Candidate Recommendation)となっている。

 Microsoftは、WebNNの概要やメリット、アーキテクチャの概要、活用の可能性について次のように解説している。

WebNNとは

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