「従業員規模が100〜999人の企業」が市場成長をけん引、その理由とは IDCが国内IT市場の予測を発表2028年まで平均4.9%成長

IDC Japanは、国内IT市場の予測データを発表した。2024年は既存システムの見直しと新規ビジネス展開を目的としたIT支出が拡大しているという。

» 2024年07月17日 08時00分 公開
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 IDC Japanは2024年7月10日、国内IT市場について産業分野別と従業員規模別の予測データを発表した。同社は2024年の国内IT市場規模を、対前年比で7.2%増の23兆4589億円とみており、2023〜2028年の年間平均成長率(CAGR)を4.9%、2028年の市場規模は27兆8650億円と予測している。

画像 従業員規模別、2024〜2028年の国内IT市場の前年比成長率予測(提供:IDC Japan

「情報サービス」好調の影にある「データセンター需要」

 IDC Japanは「2024年は、観光やインバウンド需要が回復傾向にあり、関連産業の企業の業績が改善。欧米経済も想定より堅調であることから、国内経済も好調を維持している」と分析している。企業の傾向としては、デジタル化やDX(デジタルトランスフォーメーション)推進の取り組みが加速しており、特に既存システムの見直しと新規ビジネス展開を目的としたIT支出が拡大しているという。

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