TechTargetは「WindowsにMySQLをインストールする方法」に関する記事を公開した。WindowsにインストールされるMySQLデータベースは軽量で、パフォーマンスへの影響は最小限で済む。
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TechTargetは2024年7月2日(米国時間)、「WindowsにMySQLをインストールする方法」に関する記事を公開した。
MySQLサーバのコミュニティーエディション(MySQL Community Edition)は、開発環境での利用から本番環境への導入まで幅広く支持されている。その理由は以下の特徴があるからだ。
Microsoftの「Windows」を搭載するPCに比較的簡単にインストールできることも特徴の一つだ。もちろん、任意のバージョンの「Linux」にMySQLを設定することも簡単だ。
WindowsにMySQLをインストールする手順は以下の通り。
インストール中に、MySQLデータベースを実行するポート番号を変更することも可能だ。だが、他のアプリケーションはこのポートでデータベースが実行されることを想定しているため、特別な理由がなければデフォルトポートの「3306」をそのまま使用した方がよい。
MySQLはWindowsサービスとしても設定できる。そうすれば、PCを再起動するたびにMySQLが起動する。
WindowsにインストールされるMySQLデータベースは軽量で、パフォーマンスへの影響は最小限だ。それでも、メモリとクロックサイクルを節約したいのであれば、MySQL Windowsサービスをオフにして、必要に応じてコマンドラインからMySQLを起動すればよい。
WindowsにMySQLをフルインストールすると、次のコンポーネントがインストールされる。
データベースをインストールしたら、スモークテストをするためにMySQL Workbenchを開く。スモークテストでは、資格情報を検証し、データベースが実行中であることを確認する。そして、クエリを実行するSQLステートメントを発行して、データベースが正しく動作していることを確認する。
スモークテストが終われば、開発用にデータベースを構成したり、本番環境に導入したりする準備が整う。
「Hibernate」「SQLAlchemy」「Open Database Community(ODBC)」のクエリなどを使って効率的にデータベース開発ができるように、MySQLをインストールする開発者は多い。ただし、「Java」「Python」「C++」で記述するアプリケーションをMySQLに接続するには、別途ドライバのダウンロードが必要になる。現在のインストーラにはデータベースドライバが含まれていないからだ。
MySQLデータベースのドライバは、MySQLサイトのダウンロードページから入手でき、PythonまたはJavaの任意のアプリケーションに手作業で追加できる。アプリケーション開発手法「12-Factor App」に準拠したいのであれば、「Apache Maven」のPOM(Project Object Model)ファイルまたはPythonのrequirements.txtファイルで必要なドライバを指定するとよいだろう。
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