Uber、2100超のMySQL 5.7クラスタをダウンタイムなしで8.0に移行したと明かす 理由やアップグレード戦略、移行の教訓とは1万6000以上のノードを3つの地域、19の運用ゾーンに分散配置

Uberは2024年8月に公開したブログ記事で、2100を超えるMySQL 5.7クラスタをサービスのダウンタイムなしでMySQL 8.0に移行していたことを明らかにした。

» 2024年10月31日 08時00分 公開
[@IT]

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 Uberは公式ブログで、同社におけるデータインフラの中核を担う「MySQL 5.7」を「MySQL 8.0」に移行させた取り組みを紹介した。

 Uberが2024年8月に公開した記事によると、同社のデータインフラは、2100を超えるMySQLクラスタで構成され、1秒当たり約300万件のクエリを処理している。数PBに及ぶデータの可用性を確保するために、1万6000以上のノードを3つの地域、19の運用ゾーンに分散配置しているという。

 Uberは、MySQL 5.7からMySQL 8.0への移行による成果について「データベースのロック時間は94%減少し、一部のクエリ実行時間は78%短縮された」とした上で、MySQL 5.7をMySQL 8.0に移行させた理由や、アップグレード戦略を次のように説明している。

MySQL 8.0への移行を決めた理由

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