OpenAIは、WindowsとmacOS向けの「ChatGPT」デスクトップアプリを有料無料問わず全てのユーザーに向けて公開した。ChatGPTでファイルをアップロードしたり、新しい画像を生成したり、新しい会話を開始したりできるコンパニオンチャット機能などを利用できる。
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OpenAIは2024年11月14日(米国時間)、WindowsとmacOS向けの「ChatGPT」デスクトップアプリを有料無料問わず全てのユーザーに向けて公開した(macOS向けアプリの一部機能を除く)。同社は以下のように紹介している。
Windows向けデスクトップアプリで利用できる主な機能は下記の通り。
作業中にコンピューターとチャットして、ハンズフリーでアドバイスや回答を得ることができる。高度な音声モードでは、より自然なリアルタイムの会話が可能で、いつでも中断でき、ユーザーの感情を感知して応答する。
履歴を検索して、参照するチャットを素早く呼び出したり、中断したところからチャットを再開したりできる。[Ctrl]+[K]キーで、履歴を検索できる。
スクリーンショットを即座に撮ってチャットに挿入できる。撮影に「Snipping Tool」を使用しているため、ウィンドウ、画面全体、またはカスタムで撮影領域を簡単に選択できる。
ChatGPTでファイルをアップロードしたり、新しい画像を生成したり、新しい会話を開始したりすることができる。コンパニオンチャットを開くには、ChatGPTアプリを開いた状態で[Alt]+[Space]キーを押す。コンパニオンチャットは最後に起動したときの位置を記憶しており、アプリがリセットされると画面の下部中央に配置される。
macOS向けデスクトップアプリでは、Windowsアプリと同様に高度な音声チャットやコンパニオンチャットなどの機能が利用できる。2024年12月時点で、macOS向けデスクトップアプリでのみ利用できる主な機能は、下記の通り。
スラッシュコマンド機能を使うと、ChatGPTですばやく検索したり、大規模言語モデル「o1-preview」で推論を開始したり、画像生成AI「DALL-E」を使用したりできる。
アプリの操作機能では、コーディングアプリのコンテンツを読み取り、作業に合わせた回答を得ることができる。読み取り対象となるのはXcode、Visual Studio Codeといったテキストエディタやターミナルに表示されたコードなどのコンテンツだ。
この機能は、2024年12月初めの時点ではChatGPT PlusおよびTeamユーザーのみ利用可能だ。今後、EnterpriseおよびEduユーザー向けの公開も予定している。
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