GMOリサーチ&AIは、生成AIの業務利用に関する調査結果を発表した。それによると業務で生成AIを継続的に利用している人は約3割に達することが分かった。
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GMOリサーチ&AIは2025年9月24日、AIトレンドに関する調査結果を発表した。同調査は2023年11月から継続している定点調査で、今回で8回目となる。それによると生成AI(人工知能)の業務利用が一層拡大している実態が明らかになった。
調査結果によると、生成AIを「継続的に業務利用している」と答えた人は28.4%で、2025年5月調査から3.0ポイント増加した。「ほぼ毎日利用している」と回答した割合は6.1%から9.3%へと上昇し、「週数回以上使うヘビーユーザー層が拡大した」とGMOリサーチ&AIは分析している。
生成AIの利用目的では「文章作成、翻訳」が59.7%と最多で、2025年5月調査から8.6ポイント増加した。「資料作成」「アイデア出し、企画立案」も5ポイント以上伸びており、GMOリサーチ&AIは「アウトプット生成や創造的支援での活用が広がっている」と説明している。「プログラム、コード作成」(4.5ポイント増)、「リサーチ、情報収集」(1.5ポイント増)といった実務的な分野でも利用が拡大した。
業務で利用したことのある生成AIツールは、OpenAIの「ChatGPT」が72.9%と圧倒的多数を占めた。次いでMicrosoftの「Copilot」が29.8%、Googleの「Gemini」が26.3%となり、主要な生成AIツールの利用が目立った。
勤務先の方針については、「一定条件下で利用を認めている」が2025年5月調査の27.6%から31.2%に上昇し、「積極的に推奨されている」も26.1%から27.4%と微増した。「ただし『特に方針を示していない』が32.5%と依然最多であり、企業ごとの対応にはばらつきが残る」とGMOリサーチ&AIは分析している。
Q: GMOリサーチ&AIの調査で明らかになったことは?
A: 生成AIの業務利用が一層拡大しており、特に継続利用者やヘビーユーザー層(週数回以上利用)が増加している。
Q: 業務利用の割合はどの程度か?
A: 「継続的に業務利用」が28.4%、「ほぼ毎日利用」が9.3%に増加した。
Q: よく使われている生成AIツールは?
A: 「ChatGPT」が72.9%と最多、次いで「Microsoft Copilot」29.8%、「Google Gemini」26.3%。
Q: 勤務先の方針はどうか?
A: 「一定条件下で利用を認めている」が31.2%(前回27.6%)、「積極的に推奨されている」が27.4%(前回26.1%)と増加傾向。ただし「特に方針を示していない」が32.5%で依然最多。
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本記事は制作段階でChatGPT等の生成系AIサービスを利用していますが、文責は編集部に帰属します。