2026年6月にAPI Gateway機能の先行リリースを予定。
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NTTデータは金融業務自動化サービス「ANSER」のAPI基盤を刷新する。API管理プラットフォーム「Kong」を採用することで堅牢(けんろう)かつ高可用性を備えた金融サービスを支えるAPI基盤を構築し、パフォーマンスと安全性を向上させるという。Kongが2025年11月6日に発表した
ANSERは、残高照会や入出金明細の連絡、顧客の口座からの振込・振替などの金融取引を、金融機関の窓口やATMではなく、自宅や外出先などから固定電話や携帯電話、PCなどで利用できるサービス。1981年からサービスを開始し、45年にわたる実績がある堅牢なネットワークシステムで、現在は全国で700以上の金融機関に利用されている。
利用金融機関は、センター設備やソフトウェアの共同利用によってコスト軽減が図れる。ANSERセンターと接続することで、ANSERでサポートする端末やサービスを利用可能になる。高トラフィックにも対応し、短期間で新サービスの提供が可能になるという。
Kongの採用理由は次の通り。
日本法人による技術支援を含む総合的なサポート体制も評価したという。
NTTデータは、2026年6月にAPI Gateway機能の先行リリースを予定している。Kong APIプラットフォームの導入を通じて、ANSERも含め、NTTデータの金融インフラとして求められる高い可用性と俊敏性を備えたAPI基盤の構築を共に進めるとしている。
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