Googleはビデオ会議ツール「Google Meet」のAI機能「Ask Gemini」の強化を発表した。Business Standardプランへの提供拡大に加え、待望の日本語対応やモバイルアプリへの実装が順次開始される。会議のリアルタイム要約や資料参照など、ビジネスを強力に支援する。
Google MeetのAIアシスタント「Ask Gemini」が大幅進化、日本語対応とBusiness Standardへの拡大へGoogleは2026年1月21日(米国時間)、ビデオ会議ツール「Google Meet」内でAI(人工知能)と対話できる機能「Ask Gemini」の提供範囲を大幅に拡大することを発表した。2025年9月に導入された「Ask Gemini(Geminiに相談)」は、会議の文脈を理解するAIアシスタントとして注目を集めたものだ。今回のアップデートにより、新たにGoogle WorkspaceのBusiness Standardユーザーでも利用が可能となる。
今回のアップデートにおける最大の注目点は、対応言語の追加である。これまで英語のみに限定されていた対話機能が、日本語とフランス語、ドイツ語、イタリア語、韓国語、ポルトガル語、スペイン語の7言語にも対応する(合計8言語)。これにより、日本のビジネス現場においても、母国語を用いてAIに会議の要約を依頼したり、議論の詳細を確認したりできるようになる。
「Ask Gemini」を使うことで、会議の進行中にリアルタイムで議論を要約し、現在のトピックや主要な論点を即座に提示することが可能になる。これにより、複雑な議論が続いている場合でも、ユーザーは常に内容を正確に把握できる。
また、会議内で言及された重要な決定事項や、次に誰が何を行うべきかという「アクションアイテム」を自動的に特定してリストアップする機能も備えている。会議に遅れて参加した際、「Take notes for me」機能が有効であれば、参加前の議論の内容を要約させてキャッチアップすることも可能だ。
加えて「Ask Gemini」は、単純な要約にとどまらず、ユーザーからの具体的な質問に対しても精度の高い回答を返す。例えば、特定の参加者がどのような発言をしたかを確認したり、会議の目的に関する詳細を尋ねたりすることが可能だ。
この際、AIは会議の字幕データだけでなく、ユーザーが閲覧権限を持つGoogleドキュメントやスプレッドシート、GmailといったGoogle Workspace上のリソースも参照し、より文脈に即した情報を提供する。これらのやりとりはユーザーごとに非公開で実行されるため、他の参加者に知られることなく個人的なアシスタントとして活用できる。
利用環境についても利便性が向上し、従来のデスクトップ版に加えてGoogle Meetのモバイルアプリでも「Ask Gemini」が提供される。外出先や移動中にスマートフォンから会議に参加している際でも、AIのサポートを受けられるようになる。
「Ask Gemini」の展開スケジュールについては、Business Standardユーザーへの提供が2026年1月26日から開始される。続いて多言語対応が2月2日から、モバイルアプリ版への対応が2月9日からそれぞれ段階的に実施される予定である。
なお、管理者が「Ask Gemini」の設定を有効にしている組織であれば、対象のユーザーは特に操作することなく、自動的にこれらの新機能を利用できるようになる。
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