ASUSは、「Wi-Fi 8」に対応するコンセプトルーター「ROG NeoCore」を発表した。Wi-Fi 7とWi-Fi 8のパフォーマンス比較テストも公表している。
この記事は会員限定です。会員登録(無料)すると全てご覧いただけます。
PC・周辺機器メーカーのASUSTeK Computer(以下、ASUS)は2026年1月6日(台湾時間)、次世代規格「Wi-Fi 8」に対応するコンセプトルーター「ROG NeoCore」を発表し、実環境での「Wi-Fi 7」とWi-Fi 8のパフォーマンス比較テストの結果も公表した。
今回のテストは、Wi-Fi 8技術がコンセプト段階から実用化へと移行する新たな時代の幕開けを示すものだという。
同社によるWi-Fi 7とWi-Fi 8のパフォーマンス比較テストによると、「理論上のデータ速度は変わらない」ものの、実環境におけるスループットは大幅に向上することが確認されたという。Wi-Fi 7と比較したWi-Fi 8の主な性能向上は、以下の通り。
同社によると、Wi-Fi 8は「単なる速度のアップグレードにとどまらず、接続の安定性と応答性を根本的に変革する」という。Wi-Fi 8ルーターは、以下の4つの主要な接続課題を解決するために設計されている。
ASUSのテンロン・デン氏(バイスプレジデント兼ゼネラルマネジャー)は、「Wi-Fi 8は単にピーク速度を追求するものではなく、あらゆる接続をよりスマートで信頼性が高いものにすることを目指している」と述べている。スマートホームやAI(人工知能)アシスタント、クラウドサービス間のシームレスな連携を可能にし、いつでもどこでも安定したパフォーマンスを提供するという。
ASUSのWi-Fi 8ルーターは、クラウドストリーミングやリアルタイムの音声通信、マルチデバイスでのチームプレイといったシナリオでWi-Fi 8の可能性を最大限に引き出すことを目指して設計された。新しいアーキテクチャとインテリジェントなスケジューリングにより、「ゼロに近いレイテンシの応答性と信頼性を実現する」としている。
ASUS Networking部門は、Wi-Fi 8に対応するホームルーターおよびメッシュシステムの最初のラインアップを2026年にリリースする計画だ。独自の「AiMesh」(複数のルーターを連携させて広範囲をカバーするメッシュWi-Fi技術)と「ASUS AI Network Engine」を搭載し、「AI時代に向けた新しいワイヤレス体験の提供」を目指す。
「Wi-Fi 7」の出荷が増えても「Wi-Fi 8」が登場しても、無線LANの未来は明るくない ABI Research調査
LANとWANの違いは? ネットワークの種類や構成要素を分かりやすく解説
「VPN」だけでは防げない? 日本のテレワークに潜む“無自覚な危険行動”Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.