NTTデータ経営研究所は、AI活用を前提としたサービスにおける消費者意識調査の結果を発表した。AIサービス選択で重視される要素は何か? 設計時に踏まえたいポイントを探る。
この記事は会員限定です。会員登録(無料)すると全てご覧いただけます。
NTTデータ経営研究所は2026年1月14日、NTTドコモビジネスXが提供する「NTTコム リサーチ」登録モニターを対象に実施した「AI活用を前提としたサービスにおける消費者意識に関する調査」の結果を発表した。調査期間は2025年10月14〜27日で、15歳以上でAI(人工知能)に認知または利用経験がある男女1036人(男性511人、女性525人)から回答を得た。
AIサービス選択時に重視する要素(最大3つまで)を聞いたところ、以下の結果となった。
データの削除要件がAIサービス利用に与える影響を調査したところ、入力データを「いつでも自由に削除可能」(60.3%)、または「一定期間後に削除可能」(16.9%)と明示されていれば利用を許容できると回答した人は全体の77.2%に上った。
生成AIでは期待した回答が得られない場合が想定される。キャラクター性が利用者の寛容度に与える影響を調査した結果、全体の24.3%が「見た目や口調の変化によって利用傾向が変わる」と回答した。
この回答者に対してAIの出力結果に対する寛容度を尋ねたところ、キャラクター性を帯びた方が「間違った結果が出力されても大目に見ることができる」(14.7%)または「無機質なAIサービスと比べたら、多少許すことができる」(36.5%)と回答した人が計51.2%に達した。
口調については「丁寧な敬語・ビジネス口調」を支持する割合が90.1%と最も高かった。見た目の方向性としては「動物のキャラクター(猫・犬など)」や「人間らしいアバター」が6割以上の利用意向を示した。
AIによる作業指示をどの程度受け入れられるかを調査した結果は以下の通り。
NTTデータ経営研究所の宮崎芙実氏(ソーシャル・デジタル戦略ユニット コンサルタント)は、「AIサービスの設計では、安心感を前提に利用者が納得しながら段階的に体験を積み重ねる設計こそが、AI利活用の裾野を広げる鍵になる」とコメントしている。
【2026年2月版】生成AI 6大サービス比較:企業を情報漏えいから守るための管理者ガイド
RAGをノーコードで驚くほど簡単に構築してナレッジ活用 Google Cloudを使った方法とは
AIチャットを全社活用している竹中工務店は生成AIの「ブレーキにはならない」インシデント対策を何からどう進めたのかCopyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.