AIがサインインも代行 ブラウジングの未来が分かる「Gemini in Chrome」アップデートNano BananaでWeb上の画像を編集

Googleは、Gemini in Chromeのアップデートを発表した。「Gemini 3」を基盤とし、サイドパネルでのマルチタスクや連携機能などが強化されているという。

» 2026年03月05日 13時00分 公開
[@IT]

この記事は会員限定です。会員登録(無料)すると全てご覧いただけます。

 Googleは2026年1月28日(米国時間)、同社が提供するWebブラウザ「Chrome」におけるGemini関連機能「Gemini in Chrome」のアップデートを発表した。対象となるプラットフォームはmacOS、Windows、Chromebook Plus。

 同発表によると、今回のアップデートは同社のAIモデル「Gemini 3」をベースに構築されており、Web上でのマルチタスクを支援する新しいサイドパネル機能が実装された。これにより、ChromeのGeminiユーザーは、どのタブを開いていてもブラウジングアシスタントを利用できるようになるという。

サイドパネルによるマルチタスク

 サイドパネル機能により、ユーザーはメインのタブで主要な作業を開いたまま、サイドパネルを使用して別のタスクを処理できる。この機能のユースケースとしては、多数のタブをまたぐ選択肢の比較や異なるサイト間での製品レビューの要約、カレンダーでのイベント時間の調整などが挙げられた。

ChromeのGeminiがサイドパネルで開くようになった(提供:Google

Nano BananaでWeb上の画像を編集

 画像生成モデル「Nano Banana」の機能がChromeに直接導入された。これにより、画像をダウンロードして再アップロードしたり、別のタブを開いたりすることなく、Web上の画像をその場で編集できるようになるという。具体的な活用例としては、リビングルームの模様替えのインスピレーションを得ることや、調査データをインフォグラフィックに変換することなどが示されている。

ChromeのGeminiはNano Bananaを使用して、現在のブラウザウィンドウ内の画像を変換できる(提供:Google

コネクテッドアプリとの連携

 Chromeの新たなGemini機能では、「Gmail」「Googleカレンダー」「YouTube」「Googleマップ」「Googleショッピング」「Googleフライト」などの「コネクテッドアプリ」がサポートされる。これにより、複数の手順を要する複雑なワークフローの支援が可能になるという。例えば、カンファレンスへの旅行の際、イベント詳細が記載された過去のメールの検索、Googleフライトの情報を参照した推奨事項の提示、到着時間を知らせるメールの下書き作成などをGeminiが行えるようになる。

ChromeのGeminiは、Gmailなどの他のGoogleアプリと連携する(提供:Google

パーソナルインテリジェンス

 今後数カ月のうちに、「パーソナルインテリジェンス」機能がChromeに導入される予定だという。これは過去の会話からの文脈を記憶し、Web全体でユーザーに合わせた回答を提供するもの。ユーザーはオプトイン形式で管理し、アプリの接続や切断をいつでも選択できる。

自律的なWeb操作を行うauto browseとUCPへの対応

 米国の「AI Pro」および「Ultra」サブスクライバー向けには、マルチステップの雑務を代行するエージェント機能「Chrome auto browse」が導入される。これは旅行のロジスティクスや専門的なワークフローを支援するもので、例えば休暇計画を立てる際に複数の日程でホテルやフライトの費用を調査するといった作業が可能になる。

 Gemini 3のマルチモーダル機能により、写真に写っているアイテムを特定して類似商品を検索してカートに追加し、割引コードを適用するといった操作も可能になる。ユーザーが許可を与えれば、「Googleパスワードマネージャー」を使用してサインインが必要なタスクも処理できるという。

ChromeのGeminiは、ホテルやフライトの条件に基づいて、ユーザーに適したプランを推奨する(提供:Google

 なおChromeは、Shopify、Etsy、Wayfair、Targetなどと共同開発したエージェントコマースのための新しいオープン標準「Universal Commerce Protocol(UCP)」のサポートを予定しており、AIエージェントがユーザーに代わって購買行動を実行できるようになるという。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アイティメディアからのお知らせ

スポンサーからのお知らせPR

注目のテーマ

Microsoft & Windows最前線2026
人に頼れない今こそ、本音で語るセキュリティ「モダナイズ」
4AI by @IT - AIを作り、動かし、守り、生かす
AI for エンジニアリング
ローコード/ノーコード セントラル by @IT - ITエンジニアがビジネスの中心で活躍する組織へ
Cloud Native Central by @IT - スケーラブルな能力を組織に
システム開発ノウハウ 【発注ナビ】PR
あなたにおすすめの記事PR

RSSについて

アイティメディアIDについて

メールマガジン登録

@ITのメールマガジンは、 もちろん、すべて無料です。ぜひメールマガジンをご購読ください。