皆さんはPEP(Pythonの仕様や提案をまとめた文書)って読んだことがありますか? あってもなくても、3つあるPEPのタイトルのうち2つはホントで、1つはウソ。だとしたら、どれがウソかを当てたくなりません? しかも、それだけじゃないんです(笑)。
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どうもHPかわさきです。
日本で生まれ育ってきた筆者はよく知らないのですが、初対面の人たちが集まる中で緊張(アイス)をほぐす(ブレークする)ための「アイスブレークゲーム」の1つとして、「Two Truths and a Lie」というのがあるそうです。これは自分に関係するホントの紹介文を2つ、ウソの紹介文を1つ用意して、他の人たちにどれがホントでどれがウソかを当ててもらうもの。みんなであーだこーだと話しているうちに緊張がほぐれてくるとか。筆者は友だちが少ないし、いい年のおっさんが友だちを作る場面に遭遇することもないので試せません。誰か試してみてください。
というわけで、今回はこの「Two Truths and a Lie」のPEP版を『Two Truths and a Lie, PEP edition』から紹介しましょう。なお、PEPとはPythonの仕様や提案をまとめた文書のことで、例えばコーディングスタイルガイドであるPEP 8などもPEPの一つです。
2026年4月1日(米国時間)にPythonのディスカッション用の掲示板に『Two Truths and a Lie, PEP edition』が投稿されました。
上の画像を見ると分かりますが、1つのブロックごとにPEPが3つあります。これらのうち2つはホントのPEPです。残る1つのPEPの選択肢は、実際のPEPの内容とは無関係なウソのタイトルが付けられています(実はリンクを確認していく途中でリンクが間違っているものも見つけちゃいましたけどね)。どれがウソか分かりますか? ただし、それだけじゃ終わりません。
例えば、最初のブロックの選択肢は次の3つです。
PEP 101はPythonのリリース手順をまとめたもので、PEP 201はホントは「Lockstep Iteration」というタイトルでPython 2.0で導入されたzip関数に関するものです。つまり、これがウソの選択肢です。PEP 401は「BDFL Retirement」でPythonの生みの親であるGuido van Rossumが「Benevolent Dictator For Life」(BDFL:優しい終身の独裁者)を退任するというもので、エイプリルフールネタのPEPになっています。
つまり、選択肢の中には実際に提出されたエイプリルフール用のPEPも含まれているということです。どれがウソかを当てた上で、エイプリルフールネタがどれかを見抜ければサイコーの結果ということですね。
皆さん、どれがウソで、どれがエイプリルフールネタか、分かりますか?
筆者ももちろん全問やってみました。ウソのPEPは何とか分かりましたよ。後半のブロックでは3つのPEPが関連のあるものになっているので、そこで現在のPythonの仕様を考えると「これは違うんじゃないかなぁ」ってのを選べばよい感じです。
でも、エイプリルフールネタは最初のブロックしか分からなかったですねぇ。勉強不足。
正解がどれか、エイプリルフールネタはどれかを確認するには全てのリンクをクリックするのが手っ取り早いのですが、PEPを表示すると、ついついその中身を読みたくなっちゃいませんか? 筆者は「やられたー」と思いながら、全部は無理でもついついPEPを読み進めそうになっちゃいました(笑)。クイズの形を取りながら、PEPに親しめるこの投稿はなかなか面白かったです。こういうやり方もありですね。
というわけで、最後に全てのリンクをクリックして分かったエイプリルフールネタを以下に列挙しておきます。エイプリルフールネタかどうかはPEPが作成された日付で判定しています。
でも、ちょっと待ってください。自分で確認した方がいいんじゃないですか? というわけで、気持ちが変わることを期待して、ちょっと埋め草を置いておきましょう。
エイプリルフールネタかどうかの判定にはPEPが作成された日付を使っています。が、PEP 401だけは状態(Status)がなんと「April Fool!」になっているんですね。
なお、4月1日に作られたからといって、全てのPEPがエイプリルフールネタではないことには注意してくださいね。
では、以下にエイプリルフールネタを列挙しますね。ジャカジャカジャカジャカジャカジャカジャカジャカー……ドンッ!
これら3つがエイプリルフールネタでした。全部分かりましたか?
というわけで、エイプリルフールからはかなり遅くなっちゃいましたけど、クスっとしながらPEPに目を通して見るのもよいんじゃないでしょうか。
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