Claude Coworkに新たに加わったLive Artifactを使うと、刻々とたまっていく情報を、自分のタイミングで可視化したり、ざっくりとまとめたりできます。そこで、今回は筆者が毎朝やっている情報収集をちょっと楽にできないか試してみました。
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どうもHPかわさきです。
Coworkに限らず、ここのところのClaudeの機能強化が激しくなっています。この記事も「最新のLive Artifactを使ってみた」系の記事をやろうと画策したものだったのですが、画策しているうちにインタラクティブなチャートとダイアグラムがCoworkで使えるようになってしまいました。「どーすんだよ……」と思いながら書いた記事がこちらです(笑)。
2026年4月21日にClaude Cowork(以下、Cowork)にLive Artifactという機能が搭載されました。ClaudeにおけるArtifactは「Claudeによって生成された成果物」といった意味ですが、これに「Live」が付いているというのはどういうことでしょう。
「あなたのアプリやファイルに接続されたダッシュボードとトラッカー」(dashboards and trackers connected to your apps and files)といわれても、ちょっと分かりにくいですよね。そこで、Cowork自身に聞いてみました(返ってくる答えが正しいかどうかは分かりませんよ?)。
「Live Artifactは、Coworkモードのサイドバーに表示される永続的なHTMLページです。一度作ると、セッションをまたいで何度でも開き直せるのが特徴です」とのこと。これでもまだよく分からないのですが、「接続済みのツールからデータを取得して最新情報を表示できる」からはそのコンテンツが動的に更新されるArtifactだと考えるのがよさそうです。
上記の説明を読みながら、「Live Artifactを使ったいいサンプルがないかなぁ」と考えてみました。筆者は幾つかのニュースサイトに定期的にメールが届くように登録をしていますが、全てのメールを毎回丁寧に確認できているわけではありません。
そこで、開いたら24時間以内に届いたメールの情報をまとめてくれるLive Artifactを作成するのはどうだろうとひらめいたのです。ピコーン!
このプロンプトを入力するだけで、後はCoworkにお任せです。少しばかりの待ち時間の後でできたのが以下です。
英語で書かれていたメールの内容が日本語でまとめられているので、ざっくりと読むには十分かもしれません。ただ、「箇条書きでまとめてほしい」とか「リンクがない」とか、ちょっとした不満はあります。その辺はCoworkと話しながら、詰めていけばよいでしょう。
Coworkの左側にあるサイドバーの[Live Artifacts]をクリックすると作成したLive Artifactを一覧できます。
一覧されたLive Artifactの中からどれかを選ぶか、サイドバーの[Pinned]にピン留めされたLive Artifactをクリックすることで、いつでもそれを表示できます。
このように、自分が現在取り組んでいるタスクの裏側でたまっていく情報を、適当なタイミングでざっくりと眺めるために使えるのではないでしょうか。
筆者は上で見たメールだけではなく、毎朝、Pythonで幾つかのWebサイトをクロールしてPythonや生成AI、Visual Studio Codeなどのツールについての情報を収集してもいます。このクローラーは生成AIで作成したもので、後にそれをさらに別の生成AIにリファインしてもらったために、合わせて2つのスクリプトを実行してMarkdown形式のファイルを毎朝チェックするようにしています。
どんなファイルかというと、こんな感じです。
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1. **New project: httpx-pycurl**
https://discuss.python.org/t/new-project-httpx-pycurl/107079
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- I’m finally learning asyncio with the release of httpx-pycurl , a httpx transport that runs through curl, driving curl’s event loop with as…
2. **Isort and ruff now support sorting PEP 810 (lazy) imports**
https://discuss.python.org/t/isort-and-ruff-now-support-sorting-pep-810-lazy-imports/107075
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- Opening a new thread as PEP 810: Explicit lazy imports was closed. Moderators please move this to wherever is most appropriate, I couldn’t…
……
これらの2つのMarkdownファイルに収められているデータを統合して、Claudeに送信し、熱いネタや記事ネタにオススメのヤツなどに分類してもらったJSONファイルもなぜかあります。
なんでそんなものがあるかというと、この記事を書こうと思って、そうした準備をしていたからなんですけどね(笑)。さらにいえば、Claudeの新規ニュースはx.com(旧Twitter)で発表されることが多いので、それをウォッチするCoworkのスケジュール済みタスクを以前に作成していたので、その情報もまとめています。
そういうわけで、次にJSONファイルの内容をLive Artifactに表示することを考えてみましょう。そうすれば、自分でMarkdownを確認しなくても、Claudeがオススメする記事ネタをいつでもチェックできるというわけです(といっても、筆者はpython.orgのような一次ソースを基に記事を書くのが基本なので、個人のブログやニュースサイトの記事については記事化を推奨されてもあまり取り上げないのですが。それらはあくまでも情報収集のソースでしかありません)。
今度は失敗(Live Artifactからbashが実行できないなど)もありましたが、以下のようなLive Artifactができました。
一番上には4日分の日付があり、それぞれのタブを選べば、過去4日分の情報が見られます。さらに、その下には[Hot][Notable][推奨]や、カテゴリ別のタグが表示されているので、望みのタグを選ぶことで情報のフィルタリングもカンタンです。例えば、以下は記事にすることが推奨されている、Claude関連の情報です。
これなら毎朝の情報収集もきっとはかどることでしょう。知らんけど。
問題は先ほどチラッと出てきた失敗の原因です。少なくとも現状ではLive Artifactのサンドボックスからローカルファイルを操作するMCPツールへの接続ができないために、Live Artifactを開いたタイミングでJSONファイルの内容を基にコンテンツを動的に更新することができないようです。
これについては、幾つかの回避策があります。
カンタンなのは、毎回「Live Artifactを更新して」と伝えることでしょう。でも、2つのクローラーを実行して、それらの結果をClaudeに送信し、JSONファイルを作成する処理が自動で行われるようにlaunchdを設定し、さらにLive Artifactを自動で更新するスケジュール済みタスクを作成するというのが一番スマートなやり方になるかもしれません(できるといいな)。
ホントはここまでやる予定だったのですが、なんとlaunchdで実行するスクリプトがちょっとうまく動いてくれなかったので、記事には含められませんでした。何が悪かったんだろ?
そういうわけで、毎朝の情報収集の完全自動化まではできませんでした。まあ、これから詰めれば何とかなるでしょう。
こちらのLive Artifactについても、上で触れている自動更新に関する課題や、日本語で説明してくれたらなーとか、まだまだ詰められるところはありますが、たぶん、筆者の役に立ってくれるのではないでしょうか。
ただし、ここで紹介した2つのLive Artifactを作成するだけで、トークンの使用量が時間制限に当たってしまいました。Live Artifactの作成には意外に多くのトークンを消費するのかもしれませんから、そのときにはご注意くださいね。
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