仮想サーバのバックアップには、これまで説明してきたようにいくつかの方法があり、それぞれ長所があるものの、短所も見受けられる。では短所を補う方法はないのか。今回は最終回として、それぞれのバックアップ手法を補う新たな動きについて説明する
VMware Consolidated Backup(VCB)は、各仮想マシンで別個にバックアッププロセスを走らせることなく、統合的なバックアップを実現する。このためバックアップにおけるサーバへの負荷が大幅に軽減される。しかしVCBの利用が必ずしも適さないケースもある
サーバ仮想化では各仮想マシンをファイルとして扱える。これは障害の発生したシステムを復旧する場合に非常に便利だ。しかし、仮想マシンをファイルとしてバックアップすることにはいくつかのデメリットもある
サーバ仮想化環境におけるデータのバックアップには、いくつかの手法があり、それぞれにメリットとデメリットがある。連載の第2回となる今回は、ゲストOSのそれぞれに、一般のサーバと同様にバックアップ・ソフトウェアをインストールする方法について説明する
サーバ仮想化技術を用いてサーバ統合を実施する際、だれもがサーバの利用効率を高めることを考えるが、バックアップについて事前に深く考慮する人は少ない。本連載では、運用を始めた後になって、「こんなはずではなかった」と悩まないですむように、サーバ仮想化におけるバックアップの課題と対処方法を紹介する