パブリッククラウドと同じシステム基盤をオンプレミスで使える「Oracle Cloud Machine」が登場!:業界初!? クラウドとオンプレミスの“いいとこ取り”が可能に(3/4 ページ)
「シンプルですぐに使えて運用管理の負担も少ないパブリッククラウドは魅力的だが、システムやセキュリティの要件から使えない」といった企業は少なくない。そんな悩みも、間もなく提供が開始される「Oracle Cloud Machine」で一挙に解消される。[パブリッククラウド][データベース統合][Oracle Cloud]
Oracle Cloudの主要なIaaS、PaaSをオンプレミスで利用可能に
Oracle Cloud Machineでは当初、IaaS(Infrastructure as a Service)である「Oracle Compute」と、PaaS(Platform as a Service)である「Oracle Java Cloud Service」「Oracle Database Cloud Service」「Oracle Integration Cloud Service」といった主要サービスが、パブリッククラウドのOracle Cloudと同様に利用可能となる。
IaaSのOracle Computeでは、Oracle LinuxをOSとする仮想マシンのインスタンスを作り、その上でサードパーティー製のフレームワークやユーザー独自のアプリケーションを動作させることができる。
また、仮想化環境の構築や運用を容易にするために、JSONファイルとChef Recipesをベースにした管理ソリューションも提供される。一般的なLAMPスタックをはじめ、Ruby on RailsやDockerコンテナをOracle Compute上で利用する場合に必要な設定がテンプレートとして用意される他、「E-Business Suite」や「Peoplesoft」「JD Edwards」「Siebel」「Demantra」といったビジネスアプリケーションをOracle Compute上に展開する際に必要な設定やツールをまとめた“cookbook”も提供される。
一方、PaaSのOracle Java Cloud ServiceとOracle Database Cloud Serviceは、それぞれ「Oracle WebLogic Server」「Oracle Database」の環境をWebベースのCloud UIによる簡易な操作で即座に構築できるサービスとなる。Oracle Cloud Machine上でも、Oracle Cloudと同じ使い勝手でインスタンスの作成や管理が行える。
Oracle Integration Cloud Serviceは、クラウド上で動作するアプリケーションと、オンプレミスの既存環境で動作するアプリケーションを連携させるためのサービスだ。特別なミドルウェアをインストールすることなく、Webベースの管理画面によってノンコーディングで連携設定が行える点が大きなメリットとなる。
PaaSについては、今後も利用できるサービスを順次追加し、最終的にOracle Cloudで提供しているPaaSの全サービスを、Oracle Cloud Machine上でも利用できるようにしていく予定という。
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提供:日本オラクル株式会社
アイティメディア営業企画/制作:@IT 編集部/掲載内容有効期限:2016年6月15日