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ザッカーバーグになりたくても、たぶん無理――夢も目標もない私はダメ人間ですか?:仕事が「つまんない」ままでいいの?(37)(2/3 ページ)
新年は「今年の目標」を設定するちょうどいい季節です。でも特別「夢や目標がない」「やりたいことが分からない」という人も多いのでは?
夢や目標があるのは全体の2割?
そもそも、経験値が少ない中高生に「明確な夢や目標が描けるのかな?」と、個人的には思います。もちろん、「部活で金メダルが欲しい」「将来○○になりたい」と描ける子はいます。けれども、少なくとも私には描けなかった……。
というより、そもそも「夢や目標を持て!」と子供に言うどれだけの大人が、夢や目標を明確に描けているのでしょうか。「健康に過ごせたらいいな」「ずっとコードを書いていたいな」ぐらいの、フワッとした言い方ならできるかもしれませんが、「私の目標はこれだ!」と、身近な子供や周りの人に、大きな声で言えますか?
人々が集団やグループを構成すると、「上位2割が優秀な人、6割が普通の人、2割がパットしない人に自然発生的に分類される」という経験則「2:6:2の法則」があります。明確な夢や目標を描けているのは、ひょっとしたら上位2割ぐらいの人なのかもしれません。
だからといって、「残り8割はダメなのか?」といったら、そんなことはありません。
人には、最初から明確な目標が見えていて、それに向かって努力する「先行型」と、さまざまな経験を重ねる中で見えてくる「後追い型」がいます。私は断然、後追い型です。
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