ヘルスケアだけで終わらせない医療IT

IoTやウェアラブル機器の普及で広まりつつあるヘルスケアIT。しかし、そこで集まる生態データは電子カルテや医療の現場で生かされていないのが現状だ。本特集ではヘルスケア/医療ITベンダーへのインタビューやイベントリポートなどから、個人のヘルスケアだけにとどまらない、医療に貢献できるヘルスケアITの形を探る。

TopStory

どんな用途に使われていくか:

日本IBMとソフトバンクが2016年2月18日に発表したIBM Watson日本語版。その用途と、日本語版で提供される6種のAPIについて取り上げる。

(2016年2月19日)

新着記事

ヘルスケアだけで終わらせない医療IT(6):

2015年7月4日に東京で開催された「第10回 医療オープンソースソフトウェア協議会セミナー」の講演を基に、医療分野でOSSがどのように重要な役割を担いつつあるのかをリポートする。

(2015年8月28日)
ヘルスケアだけで終わらせない医療IT(5):

日本で構築が急がれている「地域包括ケアシステム」の重要な基盤と考えられている「電子カルテ」システム。クラウド型電子カルテが医療データ蓄積のためのプラットフォームとなることにより、医療そのものの進化を後押しする可能性も生まれているという。

(2015年7月16日)
ヘルスケアだけで終わらせない医療IT(4):

「IBM Watson」は、スマートフォンやウェアラブル端末などのデバイスから収集したデータと、電子カルテや遺伝子情報などの膨大な医療情報とを有機的に結び付けて医療現場の活動を支援できる認知システムとして注目を集めている。本稿では、2015年5月19日、20日に東京で開催された「IBM XCITE SPRING 2015」での講演内容を基に、IBM Watsonがどのように進化し、医療やライフサイエンス分野で活用されようとしているのかを紹介する。

(2015年6月25日)
ヘルスケアだけで終わらせない医療IT(3):

医療、ヘルスケアに関連したテクノロジビジネスやスタートアップの動向を、エンジニアやビジネスマンに対して紹介するイベント「Digital Health Meetup Vol.2」のピッチセッションから3社の医療ベンチャーが開発したサービスやアプリの事例をお伝えする。

(2015年6月18日)
ヘルスケアだけで終わらせない医療IT(2):

医療、ヘルスケアに関連したテクノロジビジネスやスタートアップの動向を、エンジニアやビジネスマンに対して紹介するイベント「Digital Health Meetup Vol.2」のパネルディスカッション「医療革命! 医師のIT活用とその未来について」の模様をお伝えする。

(2015年6月11日)
ヘルスケアだけで終わらせない医療IT(1):

医療、ヘルスケアに関連したテクノロジビジネスやスタートアップの動向を、エンジニアやビジネスマンに対して紹介するイベント「Digital Health Meetup Vol.2」の講演「医療政策の動向から読み解く、これからの医療・介護業界」の模様からヘルスケア/医療業界に横たわる課題をまとめてお伝えする。

(2015年6月4日)
プログラミング異種格闘インタビュー(1):

プログラミングはプログラマーだけの特権ではない?――ITを活用して自身の専門分野をより良くしていこうとチャレンジしている人たちにお話を伺うインタビューシリーズ、本日始動。

(2015年6月1日)
ITでビジネスを変革。デジタル時代のテクノロジリーダーたち(2):

IT活用の在り方が収益・ブランドに直結するデジタル時代、エンジニアの役割はどのように変わっていくのだろうか? 本連載では、ITでビジネスをけん引する各業種のテクノロジリーダーたちを取材。今回は協和発酵キリン 情報システム部長の篠田敏幸氏に、同社独自のシステムアーキテクチャやAWS活用の真意を聞いた。

(2015年5月15日)
iOS以外でも使えるか?日本ではどうだ?:

米アップルが2015年4月14日にGitHubに公開した医療の研究調査用OSSフレームワーク「ResearchKit」について、概要や機能、現時点でできないこと、どのようなアプリが作れるかについて紹介する。

(2015年4月17日)
市場予測:

シード・プランニングは2013年12月25日、医療用診断支援ソフトウェアの市場規模が2020年には175億円に達するとの調査予測を発表した。

(2013年12月27日)
企業動向:

日立が医療ITシステムの国内外で多数の医療機関での導入事例を持つインターシステムズと、アプリケーションパートナー契約を締結した。これを機に医療IT分野での勢力拡大を目指すとしている。

(2013年11月5日)

アプリ開発

スマホアプリが対象になるケースも:

日本版FDAの登場で、Webアプリ・モバイルアプリの開発プロセスにも業界ルールが適用される。開発環境側での対応が進んでいる。

IT領域に攻め入る医学生たち

2013年8月31日、「10年後の医療」をテーマに日本各地から1000人の医学生が都内に集結。「Medical Future Fes 2013」が開催された。

ゲーム嫌いも知っておきたい3D CG/VRのエンタープライズ活用事例

ゲーム開発で有名なUnity。医療やヘルスケアなどゲーム以外の活用事例をイベントリポートでお届けする。

多様性を吸収し、支援する技術

クラウドプラットフォームの「Bluemix」では開発ツールからテストツール、全社的なコンプライアンスサービスに至るまで、アクセシビリティサービスのエコシステムを提供。アプリやソリューションでもアクセシビリティのための設計を行い、人工知能「Watson」プロジェクトでは、大量のデータや幅広い分野の自然言語を利用して個人の能力拡大を図る。

The Microsoft Conference 2013

現在、既にWindows 8.1に対応した多様なBluetoothデバイスが登場している。一般的なマウスやキーボード、ヘッドセットなどだけでなく、POS端末向けのデバイスや医療機器も含まれる。デモでは、このうちBluetooth接続の心拍・血圧計を利用して、リアルタイムで患者の情報をWindows Azure上のDynamics CRMに取り込んでいた。

JavaOne 2013まとめレポート(後編)

次に、同社が掲げる家庭向けヘルスケアプラットフォームである「Home Health Hub(H3)」を紹介した。H3は最近流行の兆しを見せているインターネット接続するヘルスメーターや活動計を一歩進めたコンセプトだ……。

【続報】担当者に聞いた:

サービス終了に当たり大きく影響した出来事が、経済産業省の審議会「日本工業標準調査会(JISC)」が定める国家規格「日本工業規格(JIS)」の変更だ。本規格(JIS)の原案および改正案は、一般財団法人 日本規格協会(JSA)によるもの。今回話題となった富士通アクセシビリティ・アシスタンスは、2004年6月20日に制定された「規格番号:JISX8341-3」を基に提供していた。

ソーシャルでつながった医師とエンジニアが実現した被災者支援

体調に不安を抱きながら「この程度で医者にかかるなんて……」と我慢してしまう被災者。被災地に直接入って支援活動を行いたくても、時間的な制約などからそれがかなわない医師――この二者を携帯メールでつなげてきたサービス「Rescue311」が、もうすぐ1つの区切りを迎えようとしている。

iPhone/iPadスマートアプリ開発レシピ(2)

スクワットの回数をカウントするためには、立った状態から屈んだ状態になったという判定と、屈んだ状態から立った状態になったという判定が必要です。今回は、スクワットの上下運動の終わり際の減速に伴う鉛直方向の加速度を、加速度センサで検知して判定したいと思います。

GPUが開くHPCの新たな世界

土肥健純教授が率いるニコラス氏所属の研究室では医療向け技術として「New Eye」の開発に取り組んでいる。New Eyeとは、手術を行う医師向けの視覚補助システムだ。CTスキャナによる患部の3次元映像を、ハーフミラーを使って患者の手術部位に重ねて執刀医に見せることで、患部を透視しているかのように手術を遂行できるようになる。病巣部の把握や危険部位の回避に役立つ。

ビッグデータ/クラウド

サイバー犯罪の「as a Service」化が鮮明に、EMCが指摘

EMCジャパンは2014年12月5日、「2015年のオンライン脅威の動向予測」と題するラウンドテーブルを開催し、サイバー犯罪の「as a Service」化が進んでいることに警鐘を鳴らした。

頭脳放談:第167回

ウェアラブルなデバイスが流行中。もう1つのはやりの「ビックデータ」とは無関係そうだが実は……。

三国大洋の箸休め(25):

NBAでは選手の全プレーを記録する画像解析システムに加え、ファーム(2軍)に当たるD-Leagueで、選手の身体の運きや血流の変化などを測ることを目的に、試合中の選手にセンサーを装着する実験を間もなく始めるという。

ITエンジニアのためのデータサイエンティスト養成講座(6):

回帰分析を説明する際に身長と体重を関係を分析する例がよく用いられます。体重は身長に比例するという仮説を立てると、前回紹介したように、「y=ax+b」というモデルを作ることができます。これに従うと今回は、「[体重]=[身長]×[係数a]+[定数b]」というモデルを作ることになりますが、データを分析してこの“係数a”と“定数b”を求めてモデルを完成させるのが回帰分析です。

広がる! SDNの世界探訪(1):

金沢大学附属病院には、集中治療室や手術室などの医療機器、電子カルテや医事会計など、非常にミッションクリティカルなシステムが多く、すべてがネットワークに接続されている。部門ごとに異なるポリシーを適用する必要があり、ネットワークの分離が複雑になっていたため、これらの運用管理には膨大な費用が掛かっていた。また、新しい医療機器の導入も頻繁で、そのたびに煩雑な設定・工事が発生し、ネットワーク自体も安定的とは言いにくかった。

Japan Identity & Cloud Summit 2013レポート:

医療分野では、震災後の東北地方で「東北メディカル・メガバンク計画(東北地域医療情報連携基盤整備事業)」が進行中だ。この事業では、医療機関同士だけではなく、在宅医療や高齢者の介護、健康に関するデータなどを連携させて管理できるシステムを構築することにより、被災地における医療や介護、健康への取り組みを、周辺の地域からも後方支援できるような仕組みを作り上げることを目指している。

GPUスパコン「TSUBAME2.0」を使った最先端研究:

並列計算アーキテクチャ「CUDA」と東工大で運用されている大規模計算能力を持つスーパーコンピュータ「TSUBAME2.0」を使った最先端研究の成果を、東京工業大学青木尊之教授に聞いた。

SAP HANAとの連携も可能:

SAP Predictive Analysisは、データ加工機能や分析機能を搭載するほか、オープンソースの統計分析言語Rが利用可能となっている。ヘルスケア業界では、数千万人の患者データ、診察・投薬履歴から疾病発生のパターンを捉え、該当するグループを疾病発生予備軍として抽出し、発症前にアプローチする予防的なケア。

中村伊知哉のもういっぺんイってみな!(33):

ビッグデータは医療・健康ビジネスにも重要だ。しかし病院間でカルテのデータ形式が異なる、検査データが連結できない等の根本問題がある。欧米では数千万件の医療情報を集積しているが日本は不十分という指摘もある。この分野は教育の情報化よりうんと壁が厚い。行政のビッグデータ活用には国民IDが必須だが、先進国で日本だけが未導入、という指摘もある。

米マイクロソフトは現地時間の10月4日、個人の医療情報を管理するプラットフォーム「Microsoft HealthVault」を発表した。発表時点で40以上のアプリケーションや医療・健康関連のデバイスをサポートし、利用者は、自分の体重管理や糖尿病など病状の管理が行える。

IoT/ウェアラブル

頭脳放談:第160回

血圧やら血糖やらをたまに測るのではなくて、常時モニタすることにも潜在的な需要がありそうだ。何せ生体は変化が大きいので、ときどき測るくらいでは正確に把握しきれないからだ。測り続けることで、医療の質は大きく変わるだろう。しかし、逆にこのあたりは医療との関係があってなかなかハードルが高くなる。

頭脳放談:第178回

いっそ、アップル公認のフィットネススタジオやインストラクターのロゴでも作ったらどうか。そういうブレークの仕方はあり得るが、そういうことになると、ちょっとオシャレな健康器具のニッチにはまりこむ。熱心な人は熱心にやるだろうが、四六時中かじりついている中毒ともいうべき症状を起こしているスマホほどには人々を虜にできるとも思わない。週に2、3回、運動するとき使う程度ではブレークといっても知れている。

Androidで動く携帯Javaアプリ作成入門(35):

最新版のバージョンがAndroid 4.1(API Level 16)となっている現時点では、Android 2.0(API Level 5)の当時と比べ、Bluetooth APIの提供する機能は、以下のように強化されています。SDPとは、「Service Discovery Protocol」の略で、サービスを検出するプロトコルです。Bluetoothのコア仕様内で規定されており、Bluetoothの必須プロトコルです。HDPとは、「Health Device Profile」の略で、歩数計、体重計、血圧計などの健康機器と通信を行うためのプロファイルです。

ホームアプリケーション

ホームネットワークを用いたホームアプリケーションは1980年代より盛んに検討されてきたが、表2に示すように、屋外にいて携帯電話などを用いて遠隔操作するホームコントロール、ホームセキュリティ、エンターテインメント、生活支援に大きく分けられる。生活支援はさらに、健康、医療・介護、教育・学習、炊事・洗濯などの家事、ショッピング、コミュニケーションなど多岐にわたる機能が考えられる。

関連業界約130社参加

コンティニュア・ヘルス・アライアンスは9月13日、医療機器間の相互運用を可能にするガイドライン第1版の基本構成を発表した。同団体は2006年6月に発足したもので、ヘルスケア、医療機器、テクノロジー業界の133社が参加している。ネットワークを利用して、ヘルスケア機器やフィットネス機器およびサービスを接続し、患者や看護スタッフ、医療提供者を結ぶエコシステムの確立を目的としている。

RFIDの次のステップ、集めた情報をどう生かすのか

秋田大学医学部附属病院では、2004年11月から13.56MHz帯RFIDタグを使った「ベッドサイド安全管理システム」を導入している。対象となったのは610床ある病院の全入院患者の注射だ。目指したのは、IT導入による医療現場の負担増を抑えつつ、さまざまなIT機器がシームレスに連携するシステム。2007年度 総務省「u-Japan大賞」を受賞している。同病院では、2000年以前より病院情報システム(Hospital Infomartion System)によるカルテの電子化やPDA型携帯端末による看護支援システムが稼動していたが、実際には患者のバイタルデータのみをPDAに入力するという状況だった。

体組成計(体重や体脂肪率、肉体年齢などを計測する機器)メーカーのタニタは3月8日、ネットワーク機能を搭載した体組成計などの計測器を中心とするヘルスケアサービス「モニタリング・ユア・ヘルス」(MYH)を本格展開すると発表した。さまざまな計測器をネットワークで接続し、データを一元化することで自分の健康管理をしやすい環境を構築するという。

測定データから毎日のリズムを把握

日立製作所は9月6日、3軸加速度や脈拍、温度などのセンサーを備えて、人の状態を24時間測定できる腕時計型のセンサーネット端末を試作したと発表した。測定データはPCに無線で自動送信され、記録される。そのデータを解析し、健康管理に役立てられるという。

PCのUIへの応用も

筑波大学大学院システム情報工学研究科で医用生体工学を研究する星野聖准教授は、東京国際フォーラムで開催中の「イノベーション・ジャパン2007―大学見本市」の展示会場で、デモンストレーションを交えながら最新の「ロボットハンド」を解説している。

医療/健康知識

太田智美のビビビ「TEDTalks」ピックアップ!:

「TEDTalks」の中から、編集部の太田が「ビビビ」と感じた動画をピックアップし、定期的に紹介する新企画。今回取り上げる動画は、「Treating cancer with electric fields」だ。

(2013年2月15日)
オフィス環境が従業員の生理・心理面に与える影響を調査 :
(2010年3月29日)
特集:生き残れるITエンジニアの「仕事術」(4):

あまり会話がない職場で、ほとんど外出もせずにずっとパソコンの画面を見続けている。もしこういう日々を過ごしているなら、注意が必要だ。「不健康」であるだけではない。このような生活は「脳の働き」を鈍化させてゆく。いきなり脳がフリーズして動かなくなる前に、日々のメンテナンスをきちんと行おう。

(2010年1月28日)
特集:運動で変わるシゴトとカラダ(2):

特集第1回では、ITエンジニアの運動不足を指摘しつつ、世の中の運動に対する関心の高まりを紹介した。しかし、新しいテクノロジやレクリエーションにあふれる現代では、運動以外のことに時間を割きたい人も多いはず。健康状態を改善するには、食べ物や医療で対処する手立てもあるだろう。では、現代に生きるビジネスパーソンがあえて運動に時間やお金を費やすことの意義とは何か。特集第2回では、体を鍛えることの社会的意義について考える。

(2009年5月26日)
ドクトル・ピノコのプチ元気の薬(1):

女医のドクトル・ピノコが、つらい日々を送る現代人の体と心にお届けする医療コラム。今回は頭痛を取り上げる。「頭痛」と簡単にいうけれど、実はその種類は千差万別。痛みの種類などを把握し、適切な対応が取れるようにしておきたい。

(2008年10月3日)
コンビニランチでも健康を維持しよう!:

開発が佳境に入ると、お昼をゆっくりと食べる時間はない。そんな場合、近くのコンビニで弁当を買って済ませる人も多いのではないだろうか。そこで、フードプロデューサー、フードジャーナリスト、料理研究家でタレントの園山真希絵さんに、健康的なコンビニ弁当の選び方を伝授してもらおう。

(2006年3月2日)
体に良い座り方、いす選びのポイント:
(2007年9月21日)
PCと腰痛・肩こりの因果関係と対策:
(2002年4月24日)

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