データベースの更新処理もVB6とは異なる。その仕組み、注意すべき点、画面の作成方法などを解説。連載最終回。
powered by Insider.NET
Visual Studio 2008が発売となり、すでに1カ月が過ぎた。筆者はすでにメインの開発環境をVisual Studio 2008に移行している。使っていると気付くのだが、この新しい環境は、パフォーマンスや細かい使い勝手など、目に見えず地味だがさまざまな点で強化されているので、ぜひ皆さんも一度試しに使ってみてほしい。
さて、前回はデータベース・アクセス(以下、DBアクセス)の前半としてデータの取得と表示について解説した。DBアクセスについてもASP.NETで提供されるDataSourceコントロールやGridViewコントロールによって簡単に実装できることが理解いただけたのではないだろうか。
今回は、DBアクセスの後半としてデータの更新処理について見ていくことにしよう。
更新処理について見ていく前に、詳細ページを作成してみよう。まずは、一覧ページで[選択]リンク・ボタンをクリックしたときに、選択行のデータ1件分を1ページに表示する方法を見ていこう。
今回は、前回作成したWebサイトを拡張する形でサンプルを作成する。前回作成していない場合には3ページ目までの手順をあらかじめ行っておいてほしい。前回のサンプルが手元に残っている場合には、そのまま使っていただければよい。どちらでも、ほぼ同様の手順で今回のサンプルを試すことが可能だ。本稿では、実行時の手順を減らすため、3ページまで作成した状態から開始している。
まずは、GridViewコントロールの各行で[選択]リンク・ボタンをクリックしたときに、別のページを表示する処理を追加する。GridViewコントロールをダブル・クリックし、イベント・ハンドラを追加してほしい。
次に、追加されたイベント・ハンドラに次のコードを記述してほしい。
Protected Sub GridView1_SelectedIndexChanged(ByVal sender As Object, ByVal e As System.EventArgs) Handles GridView1.SelectedIndexChanged
Session("key") = GridView1.SelectedDataKey.Value
Response.Redirect("Detail.aspx")
End Sub
GridViewコントロールの[選択]リンク・ボタンの実装ができたので、詳細ページを追加していこう。具体的な手順は以下の画面のとおり。
詳細ページが追加されたので、次は詳細ページの内容を実装していく。まずは次の画面のようにしてSqlDataSourceコントロールを貼り付ける。
上の画面の手順により、[データ ソースの構成]ダイアログが表示される。ここでは、接続するDBは一覧ページと同じであるため、一覧ページで設定した内容をそのまま利用することにする。以下の画面の手順を実行してほしい。
詳細ページでは、一覧ページで選択されたデータを表示するために、データ取得の際にWHERE句を利用して絞り込みを行ってはいるが、一覧ページで行った手順と同様にDBアクセスを行うことが確認できたであろう。
次は、取得したデータを表示する部分について見ていこう。
Copyright© Digital Advantage Corp. All Rights Reserved.
邱丞粋 險倅コ九Λ繝ウ繧ュ繝ウ繧ー