データを表形式で表示する場合には、GridViewコントロールを利用する。ツールボックスからGridViewコントロールを貼り付けてほしい。スマート・タグが表示されるので、[データ ソースの選択]コンボボックスから先ほど設定を行った「SqlDataSource1」を選択する。
GridViewコントロールを貼り付けた後、いくつかの設定を行う。主な設定はスマート・タグから行える。ここでは、[ページングを有効にする][並べ替えを有効にする][選択を有効にする]の各チェックボックスにチェックを入れる。
GridViewコントロールはデフォルトでは背景色が白の表形式での表示となる。見やすくなるように色の設定をしてみよう。
GridViewコントロールのスマート・タグから[オートフォーマット]リンクボタンをクリックすると、[オートフォーマット]ダイアログが表示される。[スキームの選択]リストボックスで好きな配色パターンを選択することにより、簡単に色の設定を行うことができる。この例では「プロフェッショナル」を選択したが、右の[プレビュー]部分でイメージが表示されるため、好きなものを選択してほしい。
これで準備は整ったので、実行してみよう。
このように、Visual Web Developerの機能を利用することにより、1行もコードを書かずに、簡単にデータベースのデータを見やすく、扱いやすい形で表示することができるのである。
簡単にデータの表示を行うことができたが、このままではタイトルがテーブルの列名のままとなっており分かりづらいため、カスタマイズしてみよう。
GridViewコントロールのスマート・タグから[列の編集]リンクボタンをクリックすると、[フィールド]ダイアログが表示される。[選択されたフィールド]リストボックスで「au_id」を選択し、[BoundFieldプロパティ]リストボックスの[HeaderText]プロパティ項目に「著者ID」と入力する。
フィールド | HeaderTextプロパティの値 |
---|---|
au_id | 著者ID |
au_lname | 著者姓 |
au_fname | 著者名 |
phone | 電話番号 |
address | 住所1 |
city | 住所2 |
state | 住所3 |
zip | 〒 |
contract | 契約 |
このように、フィールドの表示設定も簡単にカスタマイズ可能である。では再度実行してみよう。
このようにVisual Web Developerを利用すると、SqlDataSourceコントロールとGridViewコントロールを利用することにより簡単にDBアクセスが可能である。
さらに機能を追加してみよう。通常、一覧画面を表示させる場合には何らかの検索条件を入力すると思う。次にこの方法について見ていこう。
Copyright© Digital Advantage Corp. All Rights Reserved.