「コンソール」にやって来た、じゃまめくん。そこは真っ暗で体が浮く宇宙空間のようなところで、ニンゲンの世界を見ることができます
編集部から:前回、バグゾーが仕掛けた落とし穴「セキュリティホール」に落ちそうになった妹のグルーンヴィースちゃんの身代わりになって、クラウド(雲)から落ちてしまったじゃまめくん。たどり着いたのは、 コヒ類豆先生がいう、ニンゲンの世界とつながる「コンソール」でした。
そこは、真っ暗で体が浮く宇宙空間のような世界で、ニンゲンの話していることが聞こえ、ニンゲンの姿が見ることができます。
じゃまめくんが見た、ステップ1/ステップ2に出てきたニンゲンのプログラマは、ステップ10で紹介した「Robot」クラスを使いバグを見つけ出すテストの自動実行プログラムを作っていました。ところが、そのプログラムにはバグ以外のものをテスト結果に出してしまう欠陥があったのです。バグを見つけ出すプログラム自体にバグがあるなんて、本末転倒ですね。
ところが、プログラマはバグじゃないないものを「バグ」としてしまい、テスト仕様書を変えてしまおうとまでいってしまいます。その結果、じゃまめくんの一部がバグゾーに……。
こんなことはソフトウェア開発ではあってはならないことです。デスマーチによって追い詰められて仕方なく…… といったところでしょう。これは、あくまでも一例で、ニンゲン側の都合でバグじゃないものでもバグとして扱われることはよく起こります。
身体の一部がバグゾーになってしまったじゃまめくんは、どうなってしまうのか!? テスト仕様書を変えるなんて言ってしまったプログラマは、本当にそれでいいのか!? そして、バグゾーがなぜ、プログラマの邪魔をしたがるのかが明かされます。次回もお楽しみに。
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