まずは基本中の基本、文字列の入出力からVBScriptの一歩を踏み出す。演習方式もいよいよスタート! 正解を考えながら多角的に学習しよう。
第1回でも書いたとおり、WSH(Windows Script Host)で用いられるVBScriptはプログラミング言語の1つである。が、スクリプトはプログラミング言語の中でも簡略化、単純化されているのでそれほど難しいものではない。とはいえ、WSHやVBScriptの公式リファレンス、ヘルプファイルはプログラミングが分かっている人には参考になるが、まったくの初心者がこれらを読んでVBScriptを理解するのははなはだ困難であるように思う。その溝を埋めるべく、今回からVBScriptを基礎の基礎から詳細に解説していく。
■連載目次
第1回 WSHを始めよう
第2回 VBScript基本(1)文字列の入出力
第3回 VBScript基本(2)計算と分岐処理
第4回 関数を使いこなす:文字列、数値、日付
第5回 データ型について理解を深めよう
第6回 VBScriptの配列を極める
第7回 Subプロシージャで処理を定義
第8回 Functionプロシージャで関数を定義
第9回 VBScriptのオブジェクトを使いこなす
第10回 WScriptオブジェクト(1)
第11回 WScriptオブジェクト(2)
第12回 WshShellオブジェクト(1)
第13回 WshShellオブジェクト(2)
第14回 WshShellオブジェクト(3)
第15回 WshNetworkオブジェクト
第16回 FileSystemObjectオブジェクト(1)
第17回 FileSystemObjectオブジェクト(2)
第18回 FileSystemObjectオブジェクト(3)
第19回 TextStream/Dictionaryオブジェクト
今回は、
という2つのテーマを順に追いながら、VBScriptの基本を学習していく。
そもそもスクリプト(Script)とは、「脚本」を意味する英単語だ。私たちはこれから、PCが演じる劇の脚本を書いていくことになるわけである。
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