TISは7月3日、厚生労働省から次世代育成支援対策推進法に基づく「次世代認定マーク」(くるみん)を取得したと発表した。IT業界で取得済みの企業はアビーム コンサルティング、伊藤忠テクノソリューションズ、電通国際情報サービスなど。
TISでは2005年から、人事部の選任チームにより、次世代育成支援対策推進法への対応策を実施。出産・育児支援制度の見直し、短時間勤務制度の期間延長、休暇制度の改正などによって、社員が柔軟に働ける環境づくりを進めてきた。今回の認定はその取り組みが認められたものだ。
取り組みの1つとしてTISは、育児中の社員同士の情報交流を促進することを挙げている。具体的な対応策である「子育てネット」は、子育てに関する情報を交換するためのオフラインの社内コミュニティだ。実際に育児中の社員だけでなく、将来の子育てに関心のある社員、育児中の社員を部下に持つ管理職などが参加し、月に数回の座談会で子育てに関する悩み、育児休職からのスムーズな復帰方法、社内制度に関する意見交換などを行う。
社内ブログ「ワイガヤDB」では、育児休職中の社員も参加し、情報交換を行っている。これらの手段で得られた社員の意見を、現在の施策に反映しているという。
今後はさらなる支援プログラムの強化、在宅勤務制度など新たな施策の検討を進めていく予定。
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