廣告社ぶれいんのITコンサルタント部門は8月28日、教育管理ソフトmoodleの導入を一般企業向けに開始することを発表した。
moodleはオーストラリアで開発されたWebを利用したオープンソースのeラーニングシステム。教育課程の管理や自習機能のほか、コミュニケーション機能が特徴で、仕事のノウハウを社内に広めることにも活用できる。また、複数人で教材を共同開発したり、社内で教材を作る際にも有効だ。
これまでは大学や専門学校など教育機関での活用が一般的だったが、最近では飲食店情報検索サイト運営大手のぐるなびが社員教育にmoodleを導入。ぐるなびのmoodle導入のコンサルティングを担当した廣告社ぶれいんは、今後、moodleの一般企業への導入を狙う。
廣告社ぶれいんは、moodleを活用し教材を社内開発する企業が増えていくと考え、ASPサービスの拡張やコンサルティング体制の充実を検討している。併せてmoodle用教材の提供も開始する予定だ。
これまでeラーニングシステムは、動作環境の設置や高額なライセンス料など導入への負担が大きいとされてきた。その点moodleはオープンソースであるため、ユーザー数によるライセンス費用は発生しない。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.