エン・ジャパンは10月31日、同社が運営する経営者・人事担当者向けWebサイト「[en]パートナーズ倶楽部」の会員企業484社を対象に行ったワークライフバランスに関する調査結果を発表した。
ワークライフバランスに取り組んでいるかという質問に対しては、すでに「取り組んでいる」と回答した企業は36%だった。「意識はしているが、具体的な取り組みは未着手」という企業は21%だったが、43%は「取り組んでいない」「特に意識はしていない」と回答した。ただし、今後の取り組みについては「引き続き対処していく」と「状況を見て対処する」が合わせて88%に登った。
実際にワークライフバランスに取り組んでいる企業に取り組み内容を質問したところ、「育児や介護のための短時間勤務制度」が80%と最大だった。次いで「介護休暇制度」(77%)、「長時間労働の改善」(68%)と続いた。
ワークライフバランスに取り組む理由としては、「多様な人材が活躍できる風土にしたいから」という積極的な理由が59%で1位。しかし、「社員が望んでいるから」(2位、53%)、「世の中の流れとして」(3位、51%)と、消極的な理由が続いた。
逆に、ワークライフバランスに取り組んでいない理由としては、「そこまで手が回らない」(1位、44%)、「まだそれほどの規模でもない」(2位、38%)の2点で全体の8割以上を占めた。
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